わたしが独立準備期間~フリーランスとして活動している現在、
並行してアルバイトをしていること、
これまで(脱サラしてから今まで。学生時代のバイトは含めず)行ったバイトは
のべ10個以上に至ることは何度か記事にしてきました。
5年働いた医療従事者を辞め、独立準備を始めたのが2016年3月。
もうすぐ4年になりますが、その間に11個のバイトをしてきたということは
イコールそれだけ辞めてきたということでもあります。
退職した理由はそれぞれですが
- (短期バイトの)期間が満了して終了した:2件
- いやで辞めた:5件
- フルタイムの仕事など、別の仕事を始めたりプライベートの事情で辞めた:3件
- ノルマ達成せず、契約更新にならなかった:1件
このうち、「いやで辞めた」は、
職場の雰囲気に耐えられず辞めたものから
仕事が身体能力的に辛すぎて「無理!!」となったもの、
給与などの待遇面が不満だったものまで理由も温度感も色々ですが
実はこの5件のうち3件は正当な退職手続きを取らず
いわゆる飛びました。
私の個人的な考えは、
仕事を飛ぶのはあまり推奨しないし、やらないに越したことはありませんが
「本当に辛ければべつに飛んでもいい」と思っています。
※「だるかった」などの正当性のない理由でバックレるのはやめましょう
飛んだ側だけが無責任だとか社会人としてうんたらとか責められがちですが
必ずしもあなただけが悪いわけではない。
ルール違反をするには理由がある
仕事に行かないのが社会的にルール違反だということくらい、誰でも知っているわけで。
非常識と言われる手段を取ってまで仕事に行けなくなるほど従業員を追い込んで
さらにその前兆のSOSを見抜けなかった雇用主側にも落ち度があります。
その行動に至った理由も考えようとせず、ルール違反という行動だけを責めるのは
ただの思考停止人間のすることであり、また人と場面を変えて同じ出来事を繰り返すだけです。
自分の経験からも、飛んだ先って
「やめたい」とは切り出しにくい雰囲気だったり、
しんどい時に1日休むことすら許されない空気感だったり
打診したところで大して譲歩してもらえる見込みがなく、言ってしまえば
「相談しても無駄」な雰囲気を感じた職場でした。
キリの良いタイミングまで待った方が良いのか問題
仕事がいやだから辞めたい、転職したい
こういう話をすると決まって出るのが
「ネガティブ理由の転職はうまくいかない!」
「せめてあと〇ヶ月働いてキリの良い時期で辞めれば角が立たない」
「1年以内の離職は履歴書に傷がつく」
などという意見。
どれも正論ではあります。あなたが辞めて困る人も必ずいるでしょう。
誰かに必要とされているから雇用されているのであり、
あなたの労働で会社に何らかの価値が生じてお給料が発生しているわけですからね。
ですが、ここでは正論を話したいわけではありません。
正論で頑張ろうとしたうえで苦しんでいる人がいるという事実に向き合う記事です。
いずれにせよ誰かしらには迷惑になる
どうせあなたが退職すれば、どんな時期でも方法でも誰かしら文句は言ってきます。
というか、誰かしらには迷惑がかかるくらいのオーバーな認識でいたほうが良いでしょう。
しかし、何か月、何年と経てば他の人員やら体制で埋め合わせができるはずだし
それができないくらいあなたに依存している会社であれば、あなたが経営者にでもなればいいわけで。
「誰にも迷惑をかけないがために自分を押し殺して〇ヶ月我慢して続ける」ってどうなんだろうと思います。
※もし続けられなくもないな、程度の気持ちであれば
続けてみてももちろん良いと思いますが。
命は有限です。
お金は後から取り返すことは可能ですが、時間は戻ってきません。
誰にも迷惑をかけないために、苦痛でたまらない仕事を数ヶ月もするのは
与えられた命を部分的に捨てていることと等しいとわたしは思います。
何を優先して生きるのか問い直すチャンスでもある
事実、辞めたいくらい苦しい思いをしている今、
そうやって「人に迷惑をかけない」ことを最優先している生き方をやめてみませんか、という提案です。
これは、わたしからの提案ではなく、
会社を辞めるかどうか迷っているという出来事を介したあなた自身からのSOSという形での提案だと思って下さい。
嫌々働いても誰も幸せになれない
そもそも、仕方なく続けていたところで
- そこで働くことが嫌な人
- 働く意思のない社員にお給料を払っている会社
どちらも幸せになれません。
嫌いでいまにも辞めようとしている会社のためにパフォーマンスを出すといってもたかが知れているでしょうし
お客さんにも非言語的な何かでそれは伝わるはず。
数ヶ月、数年を世間体のために生きる人は
生涯人目を気にして生きなければならない
そうやって、あと数ヶ月を世間体のために我慢して捨てて生きる人って
同じく数ヶ月を他人のため、見栄のため、世間体のために目をつぶって捨てる人生が続きます。
そうなれば、1回だけを見ればたかが数ヶ月、と思うでしょうが、
それが当たり前のように積み重なると
何年という月日を他人のために自分の意志を殺して売り渡していることになるし
数ヶ月くらい挽回できる、と思っていたとしても
その数ヶ月で人生が全く変わるくらい、世の中の流れは速くなっています。
自分が飛んだ3件のお話とその後
あまり自慢できるお話ではありませんが
誰かの参考になればと思い、自分の経験を共有します。
(あくまで体験談ですから
「こういう風にしたらいいよ!」というアドバイスではありません)
1件目:辞めたいと相談したが掛け合ってもらえなかった
リゾートバイトという、リゾート地に派遣される形の就業でした。
脱サラして初めて就業したお仕事を、10日でブッチしました。
前職もいざこざがあって辞めていたので、自分自身も悩みましたよ。
もう自分はどこでも働けないのかもしれない、って。
10連勤ののちお休みをいただいたのですが、過労で熱を出し
その時期に近くの地域で避難を要する規模の地震が起こり、
今この身寄りの居ない地域で被災したら…と考えると怖くなり
働いてたった10日で帰りのチケットを取り、謝罪の置手紙を残して帰ったのでした。
派遣会社に電話して「辞めたいです」と伝えたところ、
その日は担当者が不在ということで「絶対に帰らないで下さいね!」とだけ釘を刺され、
話にならなそうなのでそのまま帰りました。
というか電話を入れた時は既に荷物をまとめて電車に乗っていました。
かなり後から見たメールは「最低でも●日までは働いてほしい」という、
雇用期間を5日くらいだけ短縮するという打診にもならない打診だったので
打診したところであまり意味はなかったと思います。
2件目:肉体的に辛すぎて1日でリタイヤ
2件目はホテルのサービス派遣。
お給料が良かったのと、ホテル業に憧れがあったので応募したものの
椅子やテーブル(高級だし大きいのでめちゃ重い)の片付けなど、会場設営や撤去などの肉体労働があるとは思わず
初日の肉体労働がしんどすぎて、翌日も朝から夜まで働くよう言われていたのですが行きませんでした。
後日、ショートメッセージで
「来なかったことは怒っていませんので、お給料振込のための口座を教えてください」と連絡が来たため
謝罪と口座をお伝えすると、1日分のお給料を振り込んで下さいました。
3件目:契約更新のタイミング
有期雇用(原則更新)の事務パートで、雇用契約更新のタイミングで出社をやめました。
たまたま会社が必要としているスキルを持っていたので
本来の事務以外の契約内容を越えた業務やアドバイスをしており、
翌月からもあれこれやってほしいことを言われていました。
本来の業務+αの価値を提供しているにもかかわらず、他のパートさんと条件が変わらず
契約終了の2日前になっても肝心の雇用契約更新の手続きがなかったので
契約満了当日に欠勤し、そのままフェードアウト。
始業時間前にスマホの電源を落として、夜に電源を付けたら
電話がつながらないからとショートメッセージが来ていました。
雇用契約更新をしていなかったので、翌月からの出社義務はありません。
おまけ:「あと3ヶ月」を耐えて後悔した話
おまけで、逆に「あと3ヶ月」を我慢して無駄だった経験をお話します。
なぜか自分だけ有休消化させてもらえなかった
退職意志を告げる前からトラブルに巻き込まれてメンタルを病んでいたことがあり
当時、上司から休職をすすめられていたのですが
いざ退職となると、休職をすすめていたのはどこへやら
40日あった有給を5日しか消化させてもらえませんでした。
大きな会社ということもあり、過去に退職していた人は皆40日全消化して辞めていっていたので
自分もそうやって辞めることができる、と思いきや
他のスタッフの都合などを言いがかりにして、作られたシフトは有給は5日しかない…
※このお話をすると「有休消化なんてなくて当たり前!うちの会社はそんなのなかった!!」と言う人がいるでしょうが、
あくまで「自分だけ他の社員と違う待遇を強いられた」というお話です。
他の会社など世間一般の話をしているのではありません。
今思えばその3か月、馬鹿正直に出勤していなくても
どうせ辞めるのだから嫌われようと迷惑がられようとかまわないし、
有休も残っているのだから出勤しなくても良かったよなぁとすら思います。
期間限定雇用だったけど期間内に辞めた
もう一つ、辞めないで後悔した例は、
産休代替として入った医療職のパートでした。
実はこの職場は、
初日の研修で「この人無理かも…」という方が教育担当になり
翌日から出勤することに不安を感じ、採用を辞退させてもらおうか本気で悩みました。
その違和感、不快感は頑張れば良くなるものか
さすがにそれはまずいし、
現場に入ればまた雰囲気が違うかもしれないから頑張って働いてみようと思ったものの
その直感は正しかったようで、いざ現場で働いても不快感は増すばかりで一向に職場に馴染めない。
例の苦手な教育担当の方もわたしを嫌っているようで、腫物のような扱いをされていました。
いざ退職を言い出したところ、シフトを調整すると言われ
来月いっぱいで退職したいという希望したものの
ズルズルと「ごめんね~♡」と言われるがまま3か月先延ばしになりました。
結果論なのですが、
採用辞退しておけば会社としても別の方を採用することができたかもしれないし
どちらにとってもマイナスになってしまったケースでした。
ブッチするか、正当な退職手続きを取るかは
「あと3か月耐えられるか」が基準
一度だけ、「うちは退職を申し出た人はその日のうちに退職させる方針」という零細企業がありましたが
それは特殊な例外として
あなたが勇気を持って正当な手順を踏んで退職意志を告げたところで
欠員が補充されるまでは辞めさせてはもらえなかったり、あれこれ理由を付けられ
あちらはあちらで「どうせ辞める奴だから使えるうちに使い倒そうと」といわんばかり粘られ
使えるギリギリまで労働を要求してくるのがオチです。
正当な方法だと平均的には、退職意志を告げてから退職できるまでは大体2~3ヶ月。
ですから、「あと3ヶ月耐えられるか」がいわゆる正当な退職の手続きを取るか、ブッチするかの
一つの基準といってもよいかもしれません。
(次の仕事が決まってから辞めたい、という方はこの限りではないでしょうが、
これを読んで下さっている方は、そんな悠長な状況ではない人が多いのではないでしょうか)
ブッチして後悔していないか
やめたいくらい辛い会社とはいえ、100%悪い思い出ばかりではありませんから
会社に対して申し訳ないなという気持ちはもちろんいずれの場合もありました。
が、働いて過ごした時間だけ、自分も歳を取りますし
しかも、いやなことをしているとストレスで一気に老け込んだりしますよね…
女性のわたしとしては、大切な20代を無駄にした、
もっと早く決断して辞めていればよかったなと思っているのが正直な感想です。
辞めたその後の流れはどうなるのか
※あくまで体験に基づく個人的な見解です。
雇用形態や業種などによっても違いはあると思いますので、この通りにならなかったとしても責任は一切負いかねます
仕事を飛ぶと、まずは無断欠勤として
「出勤を忘れていないのか」「事故や体調不良などに遭っていないか」などの安否確認も兼ねて
会社から電話がかかってくるはずです。
ここで電話に出る人はいないでしょうから、携帯(スマホ)の電源を切っておいた方がよいかなと。
(その日は電子決済系も使えなくなりますが)
電源を切っていることで、連絡を取りたくないという意思もそれとなく伝わります。
電話がつながらなくてもショートメッセージが来る可能性大
これを無視すれば良いかと思いきや
最近は電話番号でメッセージを送れるショートメッセージがありますから
そちらからメッセージが来る可能性が高いです。
退職に伴い、手続きなどの必要が生じた場合は、感情的な議論にならないためにも
電話よりはこちらのショートメッセージでやり取りするのが無難です。
後にも書きますが、雇用保険や社会保険に加入していない雇用形態であれば
このショートメッセージも無視してしまえば、たいていの場合もう連絡は来ません。
(ここまで無視すれば、もう出勤する意思がないことは伝わるでしょう)
連絡を無視しないほうが良いケース
- 社会保険に加入している
(保険証返納の必要があります) - 失業保険を受給したい場合
(雇用保険受給資格者証・離職票を発行してもらう必要があります) - 緊急連絡先として家族の連絡先を申告している場合
家族に連絡がいく可能性があります。
理解のある家族であれば、事情を説明して
ご家族の口からも辞めたいと言っている旨を伝えてもらうとスムーズですが
家族に知られたくない場合は、ご自身で対応するか、退職代行を利用するのがよいでしょう。
気になる罰金や損害賠償などはあったか
雇用契約を締結していたにも関わらずその義務を放棄したというのは約束を破る違反行為。
ですから、会社の人を感情的に困らせるということ以外に
何らかの懲罰や罰金などがあるかどうかは気になるですよね。
結論から言うと、連絡は来るものの
執拗に追いかけられたり、身を脅かされるほどのことまではありませんでした。
ただ、本来いるべき場所から逃げてきたわけですから、
恐怖と罪悪感はありますけれどね…
お給料の減額はあったか
働いた分のお給料が払われなかったことはなく
飛んだ場合も、働いた分のお給料はきっちり支払ってくれました。
罰金が発生することはある
ただし、1つ目のリゾートバイトを飛んだ時は給与から罰金を引かれ
さらに、派遣会社(リゾートバイトは、就業先のリゾート地を紹介する派遣会社のような形)の担当さんが現場に謝罪に行ったからと
1万円以上の日当と交通費が引かれており、
お給料はリゾート地への往復の交通費くらいしか残らず、むしろマイナスになったことはありました。
自分が悪いので仕方ないとはいえ
なんかその担当者のおっさんのために働きに行っていたみたいでいやだ…
雇用契約内容を書面で確認しておく
離職率の高いコールセンターやワンマン経営の零細企業などでは、
1ヶ月以内に辞めた人や音沙汰がなくなった人の給与は支払わない旨を雇用契約書に明記している会社も時々あります。
退職をどのくらい前に伝えれば良いかなども書いてありますし
採用の際に確認しておいて、雇用契約書は捨てないで取っておきましょう。
わたしは経験がないので詳しくありませんが
ナイトワークなどでは罰金があるところなんかも聞きますよね。
もし仮に飛んだ会社側から申し立てがあったり、退職意志が受理されない場合は
内容証明郵便などを送付するという手段もあります。
損に執着しない、争わないで捨てる
ただ、このくらいの「損」は
ある程度覚悟しておくに越したことはありません。
もし契約内容と異なる対応をされたところで訴えたりもめたりでもすれば、時間と労力の無駄。
辞めたいくらい嫌いな会社といつまでもダラダラ関わり続けることもストレスでしかないでしょうし、
あなたの新しいスタートが遅れるだけ。
「損切り」して、その時間を使って別の仕事をしていたほうがよほどマシです。
必要なのは覚悟。
潔く自分自身の非だから、と引き受けて、
新天地でそんな損はさっさと挽回しましょう。
健康保険証の返納は?
退職にあたって必要な手続き
社会保険や雇用保険に加入している場合
一般的には、
- 週20時間以上働く場合は雇用保険加入
- 週30時間以上働く場合は社会保険加入
(超大まかに言うと、会社の発行する健康保険証をもらえて保険料を半額負担してくれる)
になることが多いと思います。
保険証は返そう
雇用保険は、退職に伴って自分で会社に申請したり返納するものはありません。
社会保険に加入している方であれば、健康保険証は必ず返しましょう。
飛んでから返しに行ったり郵送するのもあれなので
さりげなく会社のデスクとかに置いてくるのが一番手間が減ると思います。
ただし、会社に保険証を置いて飛ぶと、
正式に退職が受理されるまでは保険証が手元にない状態になりますので
病院に行くと普段の3倍以上の料金を払わなければいけなくなります。
普段通院している方や会社がなかなか退職を受理してくれない可能性のある方は注意してくださいね。
最低限もらっておきたいものは「源泉徴収票」
辞めた会社とは二度と関わりたくないところですが
最低限もらっておきたいものがあります。
それは、源泉徴収票です。
その会社でいくらお給料をもらっていたか、いくら税金を納めていたか証明するもので
次の会社に就職する際やフリーランスの方であれば確定申告に必要です。
ないと申告漏れ、脱税になりますよ~。
↓は希望する方のみでオッケーですが、
よほど意地悪な会社でもない限りは後日送ってくれるでしょう。
絶対なければいけないものではないので、意味が分からない方はなくても困りません。
- 離職票(雇用保険を脱退したという証明書、退職日の証明にもなります)
失業保険の給付や各種免除申請を受けたいとき
(退職から発行までに1か月ほどかかります) - 社会保険の任意継続の申込書
大企業などで、会社独自の社会保険があり任意継続したいとき
協会けんぽへの任意継続は離職票があればOK
(まぁ、ブッチする時点で国保に加入するというのが無難かと思いますが、2ヶ月以上勤続していれば任意継続の資格自体はあります)
まあ、このあたりは期待しないほうが良いと思います。
無断で飛んだのに、あとからあの書類くれ、この手続きがしたい、と言うのは
さすがに都合が良すぎますからね…
保険加入なしの扶養内や業務委託はしがらみが少ない
わたしはちょこちょこ仕事を変わってきているので
このへんの手続きや決まり事には慣れてしまったので書きましたが
飛んだ3件はいずれも保険加入はしていないものでした。
(専門家ではありませんので、正確な情報は専門家に聞いてくださいね)
蛇足ではありますが、
保険に加入していない=週20時間以内の勤務(いわゆる扶養内勤務もこれと同じ条件)だと
辞める時の手続きが源泉徴収票が郵送されてきて終わり、と一気にシンプルでラクになります。
迷っているなら
病欠で1日休んでみるのもあり
もちろん、めんどくさいなぁ、だるいなぁくらいの気持ちで気軽に仕事を飛ぶことを推奨しているわけではなく
この記事は、明日仕事に行くのが本気で嫌で嫌で仕方なくて、
最適解を探し求めている人に向けた自分の身を守る策として書いています。
辞めるほどではないけど…など迷っていたり
ただ今日1日がとてつもなくしんどいのであれば、
思い切って仮病を使って1日だけ休んでしまうのもありです。
余談ですが、ホワイトな前職でも
「仮病で休んだことがある」と白状した上司は意外と多くてびっくりしました。笑
仮病くらい、きっとみんな一度は使っていますって。
(わかんないけど、そう思ったほうが気が楽になります。
具合が悪いかどうかだって、結局は本人の主観ですしね。)
1日休んで変わらなければ
そのうえで、その「嫌だ」が1日休んでも1ミリも解決しなかった、
再現性を持って退職意志が湧き起るのであれば
退職を考えてもよいのかなと思います。
1日休むのが自分の休息にもなるだけでなく
会社側の考え方や態度もなんとなくわかります。
または、休もうとすると理由やら病名やらをしつこく問いただされたり
自分だって休みたいのにだとか迷惑だとか、嫌味を言われたりと
たった1日休むことにすら難色を示すようであれば、正当な方法で円満に退職するのは難しいかもしれません。
「お客さんや取引先に迷惑が掛かる」と言っても
辛い気持ちを押し殺して無理してでも来てほしい!とまでお客さんは望んでいないはずで
結局は自社の顔を少しも汚したくないというのが本音でしょう。
そんなつまらないところで虚勢張ってないで、
実力や業績で評価される方向に力を注げばいいだけなのに。
無傷で何かを得ようとしかしないのなら
一生何も得られない
最後に、
退職に関する他記事にはよく「立つ鳥跡を濁さず」とか
同じような無難なきれいごとが乱立していますが…
それで救われた人っているのかなぁと疑問だし
少なくとも仕事に悩んでいたわたしは正論に首を絞められて
余計に苦しくなったことを覚えているので、この記事を書きました。
去らなければいけないくらい劣悪な環境は確かにある
いくつも仕事を渡り歩いていた経験から、
逃げるくらい強硬手段をとらないと辞めることが難しいような関係性や
会社が一定数あることも事実だと感じます。
が、そこを辞めるのは
会社が倒産したり摘発されたりすることでもない限り、
あなたの行動がないと去ることはいつまでもできません。
本当にあなたが怖いのは何か
きっと、あなたが本当に怖いのは
会社や人に迷惑をかけることではなくて
「会社や人に迷惑をかけて、迷惑がられたり嫌われる自分になる」
つまり、自分の面を汚すのが怖いのではないでしょうか。
- 辞める会社に嫌われる自分
- 自分の「いやだ」を押し殺して、辞める予定の嫌いな会社に時間を売って奉仕する自分
どちらが本当にいやでしょうか。
どちらが後の自分のためになるでしょうか。
今この場で自分の面を濁さないことで、将来のあなたにどれくらいメリットがあるのでしょうか。
私個人の考えは、一時の「濁り」くらい、あって然りと思っていますし
一度足を踏み入れた間違った道を軌道修正するためには
誰かに嫌われたり顰蹙を買ったり批判されたり、金銭的に損したりという「代償」はつきものです。
嫌われろ!と言いたいのではありませんし、
繰り返しますが気軽に仕事を飛んでいい!と推奨する意図で書いた記事ではありません。
ですが、自分の未来のために自ら泥をかぶる経験って
そんなに悪いものでしょうか?
自分の未来のために自分で責任を取るという経験にもなりますし
辞めた会社への後ろめたさはつきまといますから
自然と謙虚にもなることができます。
嫌われないことで何も失わないが、何も得られない
自分の気持ちと向き合うことから逃げて
もっともらしい理由をつけて、他人の都合に黙って従っていても
何年経っても得られるものはありませんし
むしろ、使う側は「この人は言うことを何でも聞いてくれる」と要求が大きくなり
使われる側は思考停止していても指示をもらえる、といったように
信頼どころか、甘えという名の依存関係にもなりかねません。
「苦労」で正当化して人のせいにする未来
そして、思考停止という過去を「苦労」にすり替えて正当化し
「~させられた」と、被害者面して会社や他人のせいにする。
自分の通ってきた苦労を他人に強いて
自分ができなかったことをやってのけている人を全力で責める。
事実、自分も以前はそうして常識を押し付けてきた人のせいにして
自由に生きている人のことを無責任だとかイタいだとか責めて
何の生産性もないことをしていたからこそ、自分への戒めも込めて書いています。
まとめ:
自分が選んだ道だという自覚を
繰り返しますが、辞めたいくらい苦しい思いをしている今、
「人に迷惑をかけない」ことを最優先している生き方をやめてみませんか。
あなたの迷惑ひとつで人生が変わる人がいたのであれば、
それはあなたに依存していたその人の責任です。
逆に、優先するもの次第であなたの人生のベクトルは変わり
5年後、10年後にたどり着く未来は大きく変わります。
「辞めない」ことを選んだとしても、何も日常が変わっていないよう見えて
その選択肢を選び続けたということ。
人に従うということだけでない、
主体的に人生を歩める人と選択肢がこの先もっと増えたら良いなと思って
体験と思いを共有させていただきました。
どなたかのヒントになれば幸いです。
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