最近、自分の周りで
真面目な人ほど仕事を辞めてしまったり、
仕事に限らず息切れしてドロップアウトしてしまう人が多い。
自分の周りに限ったことではないと思うのですが
すごく真面目な人ほど息切れしてしまいやすいのもまた事実でしょう。
真面目な人が息切れして辞める理由
無責任に感想を言うと
そんなに頑張らなくてもいいのにな…と、
人から求められている以上の完璧を自分に課している人が多いことも感じます。
そういう真面目な人の特徴って
誰からも求められていないルールを勝手に作って
自分も他人も苦しくしているんですよね。
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「こんなに自分は頑張っている(のに、みんなはちゃんと仕事しない)」という空気を周囲にまき散らして
自分の真面目さをアピールするために、周りの他人を相対的に悪者にしている。
身近にいるのではないでしょうか。そういう人。
無意識の承認欲求が人を悪者にしている
本人はただ単に褒めてもらいたいだけの承認欲求から
無意識にそうしているだけであっても
その人の周りに居ると、言語化しがたい罪悪感を押し付けられているようでなんとなく肩身が狭い。
というか正直に、無言の「褒めてくれアピール」がうっとおしい。
本人はというと、無意識でやっているにすぎなくて
自分の承認欲求を他人に押し付けていることにも気が付いていないので
「こんなに頑張ってるのに誰もほめてくれない」と、フラストレーションが積み上がっていく。
これって、誰も幸せになっていないですよね。
その「ルール」は誰かを幸せにするのか
その「マイルール」が、
例えばお客さんのためになるだとか、生産性を上げるだとか
意味があるのなら周りも採用するでしょうし
周りがやらなかったとしても、上司や管理者が評価してくれたり
お客様からポジティブなフィードバックがあることでしょう。
そもそもお客さんはあなたが無理することを求めていない
ですが、ほとんどの場合は本人の自己満足にすぎないものが多く
他人からすると
「そんなに無理してやるくらいならやらなくていいよ」というのが本音だったりします。
大変な思いをしてまでやっているという背景を知らずに
大変な業務を求めてくるお客さんはいますけれど
それも、あなたに無理してほしくて求めているわけではないのではないかなと。
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というのも、過去の自分が紛れもなくそうだったのですが
新人の頃、上司に始業1時間前には出勤するよう言われて、それを数年続けたのち
始業間際に出勤してくる後輩や他から移動してきたスタッフを睨みつけて
「もう私は仕事してるんだから!」というオーラをまき散らしていたのですが
自分が1時間も早く来ていることって
お客さん(当時は患者さん)にとっては業務時間にちゃんと仕事をしてくれていればどうでもいいし
むしろ別にそんな思いをしてまで早く来なくても良い、と思うのではないでしょうかね。
まぁ、自分にだけそんな不当な早出を強要してきたのは根に持っていますがw
こんな感じで、自分も含めですが
そういう人って、誰に頼まれなくても自分でそういう風に規律を作って
必要以上に勝手に頑張りすぎてしまう癖があるんですよね。
頑張りすぎてしまう根源にある
自分の欲と向き合う
その背景って、繰り返しですが
- 評価されたい、同期など周りに勝ちたい、
- お給料を少しでも上げたい
- 人脈を増やしたい、人と仲良くなりたい
- 自分を見てほしい
- 人に感謝されたい
などという自分の中にある欲だったりします。
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その欲に良い悪いがあるわけではありません。
欲と言うのは、自分からの指令のようなもの。
抑圧するとまたどこかで爆発しますから、丁寧に向き合ってあげましょう。
欲を適切な場所で生かす
自らその欲に向き合えると、今の意味のない頑張りが不要であったり
適切に昇華できる別の場所が見つかったりするものです。
たとえば、人から感謝されたい、必要とされたいのであれば
ボランティアの方がやりがいを感じるかもしれませんし、
あるいは、お金や役職などわかりやすい地位が欲しいなら
歩合制のセールスの方が向いているかもしれない。
(そこでうまくいくかどうかは別ですが)
人とのつながりがほしいなら
趣味のサークルや交流会に参加するのもアリですし
あるいは、自分を知って欲しいという自己顕示欲からであれば
ブログやYoutubeなどの発信が向いているかもしれません。
自分の欲を「仕事」で満たそうとしない
ただし、仕事はあくまで仕事であって
他人や会社にに価値提供を行う場所。
結果として満たされることがあっても
自分の欲やアイデンティティを満たす場ではありません。
が、学校の文化祭や体育祭の延長のように
仕事にそれを求めちゃっている人が多いなぁとも感じるのです。
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仕事は諦めて
副業で自分を発揮して折り合いをつける
ですから、仕事にそれを求めるのは諦めて
自分を満たす場を別で設けてみませんか、と言う提案です。
頑張りすぎてしまう人ほど
アルバイトは向いている
かと言って、生活のためにはお金は必要ですし
自分の欲求を満たす場でお金を稼げるとは限りませんから
自分の欲と折り合いをつけるための複業を提案しています。
事実、わたし自身もお金を稼ぐ労働(アルバイト)と
アイデンティティを発揮する事業を分けています。
わたしの目指すライフスタイルと収入の階層構造モデル。~命を活かす自己実現と、それを支えるベーシックインカム~
あえて期待されないアルバイトをしてみる
アルバイトであれば、社員と比べると
決まった時間内で決まった範囲の労働で済むことが多く
割り切って働くことができますし
お給料や昇格も期待できない分、無理して頑張りすぎる可能性も減ります。
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人に頼ることを覚える
それからこれも大切なのですが
自分で勝手に頑張りすぎてしまう人って
根本的に人を信頼できてきない人が多いもの。
わからないことや自分の業務範囲ではできないことを
社員さんに聞いたり、時には社員さんに丸投げしたりする機会も生じるはずで
そうしているうちに、人の力を借りることや、
人に頭を下げてお願いすることを覚え、謙虚にもなります。
やみくもに従順になれという昭和的な思想を押し付けるわけではないのですが
頑張りすぎる人って、言い換えると
「自分がなんとかしてあげないと、周りは何もできない」という
傲慢な価値観が根底にあったりするもので
その傲慢さは何も生み出しませんからね。
誰かの役に立てるのは嬉しいもの
そして、意外と人に小さなお願いをするのって、
お願いされた側も、人の役に立てているという意味では嬉しいものなんです。
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ま、バイト先であんまり頑張りすぎると逆効果というか
社員さんの顔を潰すうっとおしいお局バイトになってしまいますので
ほどほどに働いてみてくださいね。
フリーランス・自営ととても親和性の高い、アルバイトのすすめ
まとめ:適切な場所で、適切に自分を生かす
というわけで、お金を稼ぐことと
自分を発揮することは、必ずしも延長上にはありませんから
自分の気持ちと向き合って適切な場を見つけてみては、という提案でした。
仕事に限らず、家庭内の家事育児や
人間関係などにも言えることかもしれませんね。
あなたが完璧にやらなくても、誰かがやってくれますから。
ちょっとずつ、荷を下ろしていきましょう。