公開日: 2024/08/01  最終更新日: 2024/08/01

独立起業を志してから、起業家さんやコンサルの方の教材を買ったり、
サービスをたくさん受けてきました。

その中で何度か失敗をして学んだことが
高額バックエンドが1番しょぼくてがっかりする
ということ。

結局、フロントや無料商材が
一番面白いという逆転現象

特に、フロント活動(SNSやブログ発信)に力を入れている人ほど
集客のため、そちらにエネルギーを注ぐ割合が多いためか、
無料のブログやSNSが一番面白い…

という、逆転現象を感じることも少なくありませんでした。

高額商材になった途端
手抜きになる例

特に、無料のプラットフォームやSNSを使っているインフルエンサーさんだと
目を引くために、デザインや服装を華やかに整えるじゃないですか。
(彼ら彼女らにとってはそれを「ブランディング」だと履き違えているので)

だけど、高額バックエンドになった途端、
その「ブランド」のメッキがあっさり剥がれて
商材や資料が大学生のレポートみたいなしょぼいレジュメだった、とか
(おしゃれであれば良いというわけではないけど、こんなちっさい枠に文字書き込めないよ!とか)
会員サイトのUIがお粗末で、見づらい、頭に入って来ないとか
(ブランド品自慢するなら、ケチらず有料プラン契約してくれ。節税になるから…と。笑)
講義と称して、講師がすっかり気が抜けすぎてただの雑談ばかりとか、
グルコンがただの飲みサーみたいなノリだったとか、
「みんなでGiveし合おう」とか言って、講師は出て来ずに受講生同士での絡みを強制されるだけだった、とか…

とにかく、お客さんが使いやすいかどうか、スムーズに成果を上げやすいかという視点が
ごっそり抜け落ちてしまっているサービスが多くて、
ああ、この人は自分さえ金儲けできればそれでいいんだなぁというのが垣間見えてしまうのです。
(自分がUIデザイナーなので余計気になる)

どうしてこんなに例が挙がるかというと、
それなりにいくつも高額なサービスを購入して、後悔した経験が多いからです。

有り金をはたいてグルコンを受けにきたのに
「仲間をサポートしてあげて」と、私がコンサル?と言わんばかりに
なぜかアドバイスする側に回っていたり、
あげく、講師にサービスを値切られたこともありましたw(もちろん断りましたよ)

これは、特定の起業家さんを批判しているのではなく、
もっと言うと、数十万以上かけたバックエンドサービスは
例外なくこれだった。といっても過言ではありません。

しかも、多くの無形商材の場合
商品の性質から、キャンセルや返金ということができません。

それでもバックエンド商材を
購入するメリット

それでもわざわざ高いお金を払ってメリットを挙げるとすると

  • 価値観や意識が近しい人脈ができる
  • 実力のある起業家さんに顔と名前を覚えてもらえて、直接アドバイスがもらえること
  • その環境に身を置くことで、「普通」をアップデートできる

が大きいのかなと思います。

同じ起業家さんのサービスを選んだ以上、
理想の人物像やあり方や、目指している場所が似ているということでもあり、
通りすがりの人よりは少なくとも価値観や話が合う可能性が高く
有益な情報交換ができたり、近しいレベルの人同士で励ましあったり切磋琢磨しやすいです。

周りがサラリーマンの友達や家族だけ、という方にとっては
独立起業や自分ビジネスというのは心細いものです。
少なくとも「自分の境遇と似ている人がいる」と知れるだけでも
行動する安心感が得られるのは大きいと思います。

まとめ:「損してもいい」と思えるかが
高額を投資する見極め

まとめると、高額バックエンド商材は
無料や格安フロントエンド商材に比べると、「損した」と感じたり、
払った金額の高さゆえ、期待値より低くてがっかりするリスクもあります。

というか、そう感じることの方がおそらく多いでしょう。

今までもらいすぎていた恩を
お返ししていると思う

しかし、言い換えると
それまで無料や格安でコンテンツを享受していたのが、むしろ「安すぎ」だったとも言えるかもしれません。
損してでも高額商品を買うというのは、ある意味でそれまでもらいすぎていた分を
起業家さんに「お返し」する、という意味づけでいたほうがしっくりくるかもしれませんね。

起業家さんにとっても、「先出し」してくれていたわけで、
矛盾するようですが、お金や時間を費やすのであれば
いかに「損してでもこの人の世界観を取り入れたい」と思うかどうか、
お布施だと割り切ってでも払いたいかどうか、というのが一つの選択基準になるかもしれません。

所詮個人の手作り。
あなたも似たようなレベルの商材が作れるかも

また、ちょっと邪な視点ではありますが、
高額商材とはいえど、所詮一個人が手作りしたサービス。
あなたが思っているほど、高級ブランドのような「のし」がかかった立派なものではありません。

立派なものが欲しいなら
数十万出すのであれば、ブランドバッグや海外旅行のほうが確実にその価値を裏切らず感じ取れるでしょう。

そういう意味では、
ごく身近であなたを虜にした起業家のサービスを享受したり、
しょぼい商材を高額で売る販売フローをお客様の立場から一通り体験することで
「(こんなにしょぼいサービスが高額で売れるなら)自分にもこのくらいならできそう」と思えて
マネタイズへのハードルが下がる、ということも往々にしてあるのではないかな、
ということを最後に付け加えて終わりたい思います。

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