脱サラして、独立準備期間~独立してからの3年半で
のべ10個のアルバイトをしてきたことを書きました。
(2019年11月現在)

フリーランス・自営ととても親和性の高い、アルバイトのすすめ

1日で辞めたバイトがあったのを思い出したので、実は11個でした。笑

その中で、アルバイト先から
「社員として働かないか」とお話をいただいたことが何度かあります。

そして今、10個目のアルバイト先で
3度目の正社員登用の打診をいただいており、色々考えています。

今回は、3回の正社員登用のお話にどのようなお返事をしたかと
それぞれの結末がどうなったかのお話を書こうと思います。

会社側が正社員になってほしいとオファーする本音とは

一般的に、保険を手厚く掛けないアルバイトやパートタイム雇用のほうが、
気軽に雇用することができます。

また、忙しい時だけ、など必要最低限出てもらうというのがその目的ですし
時間単価も安く済みます。

アルバイトを正社員にする会社側のメリット

では、なぜわざわざ
「気軽なアルバイト」を正社員登用するかというと

  • 便利な人材だから使い放題したい
  • 辞めないようにつなぎとめておきたい
    (雇用任期がない、アルバイトよりも引き継ぎ業務や退職手続きが煩雑になるので辞めにくくなる)
  • アルバイト以上の重たい仕事をもっと任せたい

こんな内容が動機だったりします。

いずれにせよ、会社の役に立っており、価値が評価されたという意味では
ポジティブに捉えて良いことです。

正社員登用を断り、仕事を辞めてきた3つの理由

しかし、わたしはそれらの有難いお話を全て断ってきています

理由は単純で

  • 提供している価値が、正社員登用という条件を以てしても見合わないと思ったから
  • アルバイト先として選ぶ会社と、社員として働きたい会社は違い
    そこで正社員として就業するつもりは最初からないから
  • そもそもフルタイムで働きたくないから

さすがにお断りする時はもう少しオブラートに包んで遠回しの理由を伝えますが
今まで断ってきた本音のすべてはこの3つに集約されます。

提供している価値が、正社員登用という条件を以てしても見合わないと思ったから

わたしがこれだけたくさんのアルバイトをしている=何度も辞めてきた中には
段々と期待が過剰になり、割に合わない仕事がいやになって辞めたことが何度かありました。

仕事を任されるのは嫌いじゃないのですが、
それなりの仕事を任されるからには、評価や待遇を上げて欲しい。

それが本音で、それができないなら
いっそ最低賃金をもらいながら、単純労働で気楽に働いていたほうがいい。

元はそんな思いで、年功序列の強い医療業界を辞めて脱サラしたので
過剰な期待や面倒なしがらみが生じると、もうそこで「割り切ってバイトする」メリットはありません。

アルバイト先として選ぶ会社と
社員として働きたい会社は違う

アルバイトと正社員就職の目的

明確に線引きするわけではないですが

  • アルバイトの主な目的はお小遣い稼ぎや生活費の補填
  • 正社員の主な目的はキャリア形成やスキルアップ

私の感覚ではざっくり↑のような感じの認識があり
そもそもアルバイトと社員って、働く目的や期待するものが違いますからね。

待遇が180度変わるなんてありえない

アルバイトで入る就業先というのは大体、
時給1000円程度での単純作業か肉体労働です。

それが正社員になったところで、いくらアルバイトで功績を出していたとしても
いきなり待遇が爆上がりすることは考えにくい。

資産

仮に時給1000円でフルタイムで働いたとすると、月給16万円くらい。
つまり、そういう就業先で正社員として働いたとすると
手当や税金などでプラスマイナスしてせいぜい手取14~15万円くらいということが想像できます。

逆に、会議への出席や付随する業務が増えたり、社会保険料や年金が天引きされたりして
バイト時代よりも割安になっていた…ということも決して珍しくありません。

「社会保険に加入できる!半分会社が負担してくれるから安心!」という考えはわたしには全くありませんのでここでは触れません。
人それぞれの考えがあってよいと思いますが、そういう保険大好きな人にはこのブログはまったく参考にならないと思います。

そもそもフルタイムで働きたくないから

最初から正社員登用を目的としているインターンなどであれば別ですが
そもそもアルバイトと正社員は地続きではなく
それぞれに求めるものも全く違うというのがわたしの考えです。

わたしが脱サラしてアルバイト生活を始めたのは
雇用先に人的資源(リソース)を売るのをやめたから。

自分の個性や持っている能力やブランドは、自分の財産という認識のもと
個人事業ではそれに価値を付けて売り、
就業先には時間単位で「貸す」に留める。

そんな線引きを大切にしているので、
ぶっちゃけ正社員登用のお話はちっとも嬉しくなく
あぁまたか、断るのが面倒だな…と憂鬱な気持ちになるのが本音です。

むしろ、ちょっと期待以上の働きをしたからといって
無期限で常時居てほしい、もっと他の仕事もしてほしい=使い放題したいというのは
「もっとくれ」というクレクレであり、甘えてんじゃねーよくらいに思っています。

しかも、そういう会社に限って
やってほしいことを列挙する割に、給与面などの対価を濁すことも多いんですよね…

正社員登用のお話を受けた3回と
その結果

1回目:騙された

医療のお仕事を辞めて半年。
その時、わたしは失業保険を受給しながら、職業訓練校に通ってデザインを学んでいました。

その時始めたコールセンターのアルバイトは応募翌日に即採用。
働き始めた1週間後、社長に応接室呼び出されました。
その時は単純に仕事を抜けられてラッキー!という思いで応接室へ。

そこでされた話を要約すると、
デザインができる人がほしいと思っていたところ、私がアルバイトで入ってきたので社員として欲しいということ。
そしてもし可能であれば、社員登用までの間
コールスタッフの始業前1時間早く来て事務仕事のバイトから始めてみないか
という内容でした。

就職したほうが自分的にも都合が良かった

今のアルバイトより1時間多く働くのであれば、苦ではないし
むしろバイト代が増えて助かる。

しかも当時、失業保険を受給中で
もし来月就業することができれば、再就職手当が支給される。

まぁ、正社員ということで今のアルバイト生活よりは安定するしラッキーくらいで
とりあえず挑戦してみようという軽い気持ちで承諾しました。

隠されていた数々の事情

週6勤務という劣悪なブラック勤務

提示されたお給料は、交通費込で総支給18万円。
手取りで15万円ほどでした。

お給料はまぁ、転職したら下がっても仕方ないものと思っていたし
デザイナー修行の身だから仕方ない、とそこはなぜか納得。

さらに、雇用条件を聞くと
4週4休とのこと。

4週4休、週1休みで手取15万。
単純に割り算して時給計算すると、社員登用前のバイトと変わらない…

後から知ったのは、その会社は上に抗議をしたもん勝ちで、
本人が怒っているようであれば待遇を変える、というような雰囲気がありました。

恐喝に近いワンマン経営だった

社員になってから、アルバイトの時は目にしなかったスタッフとも関わるようになり
また、そのタイミングで別会社と合併し、そこの社員さんとも一緒に働くことに。

その社員さんの一人が、すぐ怒鳴り散らすパワハラ社員でした。
パソコンの載ったデスクを朝礼でキレて蹴飛ばす。いわゆるちゃぶ台返し。
今時こんな人いるんだな…という感じ。

幸い、自分は怒鳴られたことがありませんでしたが
その後もその営業さんが怒鳴り散らす日は続き
あー間違った…と気が付くのにそう日にちは要りませんでした。

おまけに毎日昼休み直前に親会社の役員が見回りにやってきて
ミーティングと称した雑談が始まり、実質お昼休みはありませんでした。
別にお昼を抜く必要もないくだらない話しかしていないし、何の生産性もない。
今思い出しても何かの罰みたいな会社だったな…

そもそも労働条件と違う

肝心のデザイン業務はというとあまりなく、
営業電話をかけさせられたり、例の恐喝社員にどうでもいいデザイン制作を命ぜられたりという
お遊びのような仕事ばかり…

ここで週6も働く意味がないとすぐに感じ、
大した実績もつかないまま数ヶ月で退職し、無駄に履歴書が傷つきました。

2回目:待遇に魅力を感じなかったので退職した

しばらく別のところでアルバイトをしていましたが
その翌年にまたデザイン業で頑張ってみようと始めたアルバイト先で、
気が付いたら成り行きで実質リーダー的な業務を任されており
直属の上司や先輩社員からの評価が非常に高いとお褒めの言葉をいただき、
入社3ヶ月目に契約社員登用のお話をいただきました。

意味不明なメリットトーク

正社員になるメリットとして上司が提案してきたのは、
「生理休暇があって休みがとりやすい」という内容でした。

え???
わたし、生理で具合悪そうにしてたり休んだりしたこと、一度もないけど。
なんなら生理休暇取っている人誰もいなかったけど。

苦し紛れすぎる条件提示。

今のフルタイムアルバイトより30分就業時間が長くなるが、
月給制になり収入も安定するし、もっと責任ある仕事をやってもらいたい。

肝心のお給料はというと、ボソッと付け加えたのが
「時給に換算すると1000円くらいだけどね」

当時のアルバイト時給は950円だったので
つまり、拘束時間や仕事が増えるのと引き換えに時給が50円アップするということ。

拘束時間が長くなるうえ、時給も50円しか上がらないのでは
何もメリットがないので、オブラートに包んで辞退しました。

かといって、アルバイトのまま在籍し続ける意味も感じなかったので
その職場は退職し、転職活動をしたのでした。
(結局転職活動はうまくいかず、フリーで独立しました)

3回目:待遇の打診がなかったので辞めた

フリーで有難いことにお仕事を続けていただくことができ
順調に売り上げを伸ばしていたのですが
ある時突然風向きが変わり、Wワークをすることに。

ただ、目的はあくまでスキマ時間を使って足りない生活費を補填するためで
たまたま見つけた時給の良い一般事務で採用していただけることになりました。

経済的自立を目指すネット起業家が、扶養内一般事務パートになりました。

するとそこが図らずしもWEB更新のお仕事で自分の得意分野にマッチしており
バナーやLP制作も請ける流れに。

あれよあれよと
主なお仕事のついでに、と言わんばかりに
バナー制作をお願いされたり、WEB的なことを聞かれることになりました。

得意だから仕事自体は苦にならないとはいえ、
自分のクライアントさんからであれば数万円頂いているような内容。
まわりのパートさんと同じ待遇では割に合わないなぁと腑に落ちない気持ちでいた矢先、正社員登用のお話をいただいたのでした。

WEBの需要は、WEB業界の外にも意外とあるかもしれない~できて当たり前に埋もれていないか~

この間、就業してから1ヶ月。まさかの展開でした。

以前、3ヶ月で正社員登用のお話をいただいた時も驚きましたが
今回はわずか入社1ヶ月で同じようになるなんて、スパンが早くなっているのは自分がレベルアップしたというのよりも、
経営者がスキルに気付いて拾い上げてくれるのが早かったということだと思っています。

結局はその会社に
自分のリソースを使いたいと思うかが全て

しかし、わたしはこの会社を辞めました。

「契約更新の1ヶ月前くらいになったら
更新手続きも兼ねてまた正式な条件を以てお知らせするね」と言われたきり
何の話もなく、忘年会の話でひとしきり盛り上がっている。

約束を破ったあげく、クレクレ

再び面談があったのは契約終了の2日前でした。
会社側からは「社員の話、どう?」「これもやってほしいんだよね」と、
やってほしいことを一方的に聞かれるだけで
更新条件の打診も契約更新の手続きもありませんでした。

実はこの会社、採用内定の連絡の際も、約束していた期日の翌週に返信が来ており
そのために他に受けていた会社の内定のお返事を待たせてしまったことがありました。

後出しじゃんけんは甘えでしかない

会社の業績を左右するものでもない、一社員の些細な契約ごととはいえ
いや、そういう「目の前の人」が絡む些細なことであればあるほど大切にできず
期日を守らないで平気な顔で先延ばしする会社をわたしは信頼できません。

雇用であれ商取引であれ、ビジネスは約束事の連続です。
「あげられるもの」の提示なしに「欲しい」の一方通行は、ただの泥棒でありマナー違反だと、個人事業をやっているからこそ強く感じました。

確かに、個人の力量や人柄を判断するための期間や
それを見越したリソースの先出しは不可欠ですが
一定の生産性を認めつつも、それにいつまでも甘えるのは話が別ですからね。

一緒にいる時間の長さに比例して傲慢さと甘えが出てくる

わたしが正社員をしたくない理由の一つに
長く時間を共有するほど関係に惰性や傲慢さが出てきて
理不尽な要求や甘え、仕事の押し付け合いが増えたり、当りが強くなったりロクなことがないということがあります。

仕事に限った話ではなく、家族や友人でもそうですよね。
だから、週3バイトくらいの、つかず離れずが丁度良いのです。

入社1か月で正社員登用のお話をいただいた会社を辞めました~「あとちょっと」で辞める理由とリソースの貸し倒れ~

最初に正社員登用の打診をいただいた、1ヶ月目の時点ではお互い緊張感がありましたが
3ヶ月働いてみて、待遇うんぬん以前に
約束を守れないルーズさや勤務中のモラル的な面などを見ていて
この会社にリソースを提供したくないと思い
契約更新の手続きがなかったのを理由に翌月から出社しませんでした。

些細なことだとしても、こういうルーズさって絶対に変わらないし
少なくとも自然に良くなることはないですからね。

人は変わらない。~変わらない人へのただ一つの対処法~

かと言って、自分の立場を悪くしてまで苦言を呈する必要性も感じなかったので見捨てました。

こういう外面だけ良い会社を初見で見抜くって難しいなぁ…と心底感じますし
見抜けなかった自分の見る目のなさを反省しています。

3度の社員登用打診で気が付いたこと

正社員登用が絶対ではない

これは改めてここで書くまでもないかなと思いますので軽くしか触れませんが
社員になることが必ずしもベストとは限りません。

会社側にとっては、ずっと固定でその人を置いておく安心感があったり
保険などを負担する分、元を取ろうとします。

よりよい条件で働くためには、条件の交渉が必要

3度にわたる正社員登用の打診を経験して感じたのは
自分もある程度希望を提示して、より自分の望む働き方に近づくための交渉をする必要性でした。

  • これは提供することができ、御社の役に立つことができると思う
  • だけど、この条件は受け入れられない

と、スキル的にも勤務条件的にも
自分にできることとできないことを明示すること。

雇用主側に悪意があろうとなかろうと、
こちらから何も意思表示をしないのであれば
ひたすら雇用主に都合の良い条件で言いくるめられて、搾取される一方です。

どうしても雇用者は立場上希望を伝えにくい

これ、よそものの会社同士の1対1の対等な取引であれば至極当然なことですが
ひとたび雇用関係となると、今の日本ではどうしても暗黙の了解的に雇用主の立場が強いので
雇用される側が条件提示するという習慣がありません。

もし仮に雇用される側があれこれと条件をつければ
雇ってもらう立場のくせに生意気だと難癖をつけられて不採用にされてしまうことのほうが圧倒的に多く
雇用主の条件に有無を言わせず従わされるのが現状では多いのではないでしょうか。

ですが、それがたとえ雇用主側に悪意や「得してやろう」という下心がなかろうと
自分の意志表示や希望を提示しないことは、結果的に早期離職にもつながりかねないわけで、
そうなると雇用主にとっても長期的には損失であり、自分自身の職歴にも傷がつくしで、悪でしかない。

交渉ごとや意思表示をすることが苦手なわたしは
場所を変えて3回再現性をもって同じ経験をしてやっと、そのことに気が付いたのでした。

入り込みすぎず、適度な距離を持って自分を守る

お互いの立場を対等に近い状態に保つためには、意図的に少し距離を置いて接するというのも大切。

お客様扱いが、いつしか奴隷のようになっていたりということもありますから
「居なくなるかもしれない」という危機感を経営者に薄く持たせておくことも、自己防衛としては必要なこととわたしは思います。
(本当にいなくなる必要はありませんが)

選択肢が複数あるというのが複業の強さ

その手段の一つとして複業があり
「ここ以外にも仕事がある」というカードを複数持っておくことは
時に精神的な支えにもなり、いざという時のセーフティーネットにもなってくれます。

ここでご紹介した体験談のように断ることが必ずしも最良の選択とは限りませんが
時にこういう強気な選択をする背中を押してくれたりもする。

ということで、
わたしはこれからもこの複業スタイルは続けていこうと思っています。

その仕事、命を削ってまでもらう対価はありますか?
心強い法律遵守の退職代行

上司と二度と会話不要、安心のコミコミ料金。

あなたをないがしろにする場所に、1秒たりとも時間を使わなくていい。いや、使ってはいけない。
わたしは大真面目にそう思います。

会社はあなたの幸せに責任を取ってはくれません。
リセットするなら1日でも早く。
自分の人生を取り戻しませんか。
東京都労働委員会認証の合同労働組合【退職代行ガーディアン】

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