公開日: 2020/01/03  最終更新日: 2021/01/12

現在、わたしはアルバイトの傍ら、個人事業(フリーランス)でWEBデザイン業をしています。

アルバイトの月の手取りは約8~10万円。
年収はおおよそ130万円、貧困ラインの瀬戸際です。

まったく自慢できることではありませんが、
月によっては支払いが足りなくてキャッシングなどで帳尻合わせすることも珍しくありません。

こんな生活をもう3年続けています。

国立大卒、国家資格保有のわたしが就職しない理由と
理想のライフスタイル

元々わたしは国立大学で医療系の学部を専攻し、国家資格を取得して
医療系専門職をしていました。
(職業や資格名ばかりが目立つのがいやなので詳しくは書きません)

27歳で退職した当時の年収は440万円。貯蓄は約600万。
一般的な20代のサラリーマンの平均年収よりも高水準であり、
しかも残業は月10時間以内のホワイトで安定したお仕事でした。

ではどうしてその職には就かずに
今わざわざ年収130万円のアルバイトをしているかというと
自分を売って生きていきたいからです。

ちなみに以下、2020年1月現在の北海道の給与水準で記載しています。
(最賃で働いているわけではないですが、参考のため北海道の最低賃金は861円)
参考:厚労省サイト(各都道府県の最低賃金)

調べてみて驚いたのが、北海道の賃金水準って決して低いわけじゃないんですね。
むしろ福岡や宮城よりも高いことに驚きました。寒冷地というのも考慮されているのでしょうか。

理想の所得二層構造
ベーシックインカムとライフワーク

わたしの理想とする収入の2層構造を公開します。

  • 家賃をまかなうための最低限の生活費(ベーシックインカム)アルバイトで稼ぐ
  • 生活や事業をより潤ったものにするための+αの資金ライフワークの個人事業で稼ぐ

もしかすると誰かが提唱している名前とかやりかたがあるのかもしれませんが
誰かに倣ったり従ったわけではなく、労働と創造のバランスを取った結果、今の配分に落ち着いています。

そして
お金も知名度も実績もない段階から理想を先取りすべく、これをざっくり2年以上実践しています。
(開業前は、デザインの勉強や開業準備の時間に充てていました)
いわば自分を使って実験している。

(収支状況に応じて時にはWワークにしたり、フルタイムになったり、
息切れしてニートになったりもしていますが、それもこの生活の一つのメリットです)

ちなみに600万円あった貯蓄と退職金は使ったり失ったりして全てなくなり、
現在の貯蓄はゼロです。

頑張っても幸せになれなかった
20年間の結論

わたしは子供時代から従順な優等生で、学業は真面目に取り組んできましたが
勉強ができた結果手に入れた人生は、幸せとはまったく思えないものでした。

頑張るほど幸せが遠のき
手を抜けば責められる無理ゲー社会

それどころか
勉強すれば更なる期待と圧力をかけられ、目の前のニンジンは遠のいていく。
職場には役職ももらえないまま、都合のいい時だけ役職なし管理職として便利屋扱いされる。

そしていつも突然ぷつっと糸が切れて、何も残らない根無し草になる。

おまけに、周りの女友達が次々幸せに結婚していく中で
プライベートを犠牲にしていつもピリピリしている自分からは
男性も遠ざかっていきました。

滅私奉公の対価が見えてしまった

どうしてわたしには、一向に「価値」がつかないんだろう?
どうして人一倍頑張っているのに、幸せになれないんだろう。

どうせこんなことになるなら、最初から勉強なんかしなきゃよかった。出来なきゃよかった。
大学受験なんてしなきゃよかった。
趣味を辞めるんじゃなかった。
親や先生の言うことなんか聞くんじゃなかった。
人に優しくするんじゃなかった。
好きな服を着て派手に化粧して遊んでいればよかった。

幸せになれると思って自分を抑えて滅私奉公したけれど
失った人生のうちでも大切な20代の時間は、二度と還ってこない。
節約なんてしてお金を貯めても、努力の功績はお金以外何も残っていない。

きっと今再起して頑張ったとして、場所を変えて働いたとして
同じようなことの繰り返しだろう。

頑張っても幸せになれなかった。
だから、もう意味のない頑張りはやめる

わたしは今この瞬間の命を見ないふりして、
生きているかどうかも定かでないおばあちゃんになってからの悠々自適生活のために貯蓄なんてしたくない。

これ以上、誰かの都合で自分の人生の断片を売り渡すことはしたくない。
今この瞬間生きている自分を今しかできないことをして、生きた足跡を残したい。

どうせ切れる糸なら、無理をして高望みするのはやめて
誰にも依存しないしされない、細くても良いから切れない糸を何本か紡いでいこうと。

言い換えると、会社に養ってもらうという期待を捨てて
労働は割り切ってほどほどにしながら
最大の資産である自分に価値をつけるという挑戦でした。

2層構造所得の複業(デュアルインカム)のメリット

私の考える収入の2層構造(以下、デュアルインカム)のメリットは

  • 経済的リスクヘッジ
  • 収益化するのに時間のかかる先行投資を思い切ってできる
  • 損得を恐れず自分の使命を生かせる
  • 社会と多面的につながれる
  • 本業の質を妥協せずに済む
  • 自分が自分である時間を確保できる

ざっと考えただけでもこれだけあります。
以下に説明していきますね。

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