申告期限が1ヶ月延長した2019年度の確定申告。
期限が延びたとはいえ、2018年度から会計ソフトを乗り換えたこともあり
転職も重なって後回しにして焦っていたのですが、無事に終了しました。
達成感がハンパないので記事にしました!
お金から振り返る1年間の総括
わたしはデザイン業を主業とする個人事業(フリーランス)をしています。
その傍らでベーシックインカムとして雇用労働もしていますので、
事業所得と給与所得の両方があります。
(昨年まではパートやバイトでしたが、今はリモートワーク社員+アルバイト)
なかなか珍しい&複雑な属性ですが、
これらは全て青色申告でまとめて申告できちゃいます。
わたしの目指すライフスタイルと収入の階層構造モデル。~命を活かす自己実現と、それを支えるベーシックインカム~
さらに、バイトは一つだけじゃなくて掛け持ちしていたり
短期バイトや早期離職などで短期間で就業先を変えたりもしているので、
複数箇所の給与所得もまとめて申告しています。
(青色申告で副業先の給与所得の申告をまとめてすることもできますので
源泉徴収票は必ずもらっておきましょう)
さらに、今は少ないけどFXの利益や損失もあるので
それも併せて申告しています。
昨年の記帳指導で過年度のFXの大損を晒すことになり、めちゃ恥ずかしかったのですが
「これ(巨額の損失)、取り返さなきゃ勿体ないよ!」となぜか励ましてくれてウケました(笑)
1年間の活動の金額的総評が出る
というわけで、1年間の色んな活動の収支が
この時期に全部数値化して見えるのです。
1年間の複業の総括ができる確定申告はやるまではダルいけど
やってみるとお金の流れが可視化して感慨深いので
得意ではないけどけっこう好きだったりします。
気になるフリーランスのお金事情
こちらの記事↓にも書きましたが
2019年度は浮き沈みが激しかったものの
お陰様で約100万円の売上を達成することができました!
独立してからの売上累計がもうすぐ100万円!~公開反省会をしてみた~
※お金の話なので、具体的な話は有料記事です
100万円って、事業の売上としては決して大きな金額ではなく
むしろ、規模としては全然しょぼいと思いますが(実際赤字だし)
それでもわたしの仕事に総額100万円を払って
依頼して下さったお客様がいることが、ただただ嬉しくて誇らしいのです。
お世話になった方にはこの場を借りてお礼をします。
本当に本当にありがとうございます。
申告書見てると、改めて
クライアントさんの顔ややりとり、作った制作物が思い出されて
じんわりとありがとうが湧いてきますよね…!!
ちなみに初年度(2018年)の売上は7万円だったので
そこから比べると10倍以上、自分にしてはかなり大きな成長で
ようやく事業らしくなってきた実感があります。
会計freeeがめちゃめちゃ便利で感動した
昨年(2018年度)は開業初年度だったので
税理士さんが手取り足取り記帳指導して下さって
よくわからないまま申告できたのですが
今年はそうもいかない。
会計ソフト選びの基準
使用料がお手頃なのと、UIが使いやすそうだったこと、
Paypalや事業用口座(ジャパンネット銀行)と残高を自動で連携してくれて
便利そうだったので、会計freeeに登録してみたのですが
結論、めちゃくちゃ良かったです!!!
普段の記帳の使いやすさもさることながら
確定申告がめちゃくちゃスムーズで感動。
質問に従って入力していくだけでどんどん進んでいくので、
自分で煩雑な入力欄やら難しい用語やらを見つけたりする必要がない。
むしろ、○×形式でクイズみたいで面白かったです。
え、もう終わったの?!って拍子抜けしました。あの超絶見づらいe-Taxの画面をほとんど見ることなく終了。
あんなにダルがっていたのが杞憂でした。
もちろん、きれいな申告書も出力できますよ!
1年前、クラウド会計ソフトって
なにを基準に選べばいいかよくわからなかったし
どれも似たような感じなのかな…と思っていましたが
確定申告を外注せず自力でできるのはかなり大きいなと。
確定申告に必要なものと準備
確定申告には
マイナンバーカードとICカードリーダライタがあるとスムーズです。
ソニー/非接触ICカードリーダー ライター PaSoRi USBタイプ/RC-S380 価格:2,955円 |
わたしは↑これ使ってますが
入力中はマイナンバーカードをこれにセットして
PCにUSB接続しておくと滞りなく進みますっ!
ちなみに交通系ICカードの残高とかもコレで見れるみたい。
たかが確定申告のためにお金出して買うのめんどくさいですが、
次年度以降も毎年確定申告する予定の方は
一度買っておくとずっと使えますので持っておいても良いのかなと思いますよ。
(経費になりますしね)
年々簡単&便利になっている確定申告
税務関係もようやくIT化が進んでいるのか
今年(2019年度分の申告)からは源泉徴収票を郵送する必要もなくなり
文字通りオンラインで完結することも可能に。
(申告内容にもよるかもしれませんが)
しかも、スマホでも申告できるようになったそうですね…!
数字とか見づらくないのかな?と疑問ですが、
パソコン持っていなくても、中学生とかでもビジネスができてしまう時代ですもんね。
時代に追い付いているというのが正しいのかしら。
開業前、自分で白色申告していた頃に
最後の最後の送信画面でずっと謎のエラーが出て苦しんだのが懐かしい。
(結果、IEじゃないとダメだということに気が付いた)
確定申告をしていて良かったこと
自営業になって良かったことの一つが
自分がどこにどのくらいお金、というか税金を納めているかわかったこと。
わたしは経理に詳しくはないのですが
どのくらい働けばどこにどのくらいお金が循環するかがわかり
なんとなく日本のお金の回り方の仕組みが以前よりわかってきた気がしています。
サラリーマンは給与明細を読まない
医療従事者をしていた頃は、銀行にいくら振り込まれるかと
先月の残業がどのくらいだったのかくらいしか気にしていませんでした。
(ホワイト職場だったのでほとんどなかったですが)
というか、今だから正直に言うと
社会保険とか雇用保険とか厚生年金とか、区別がよくわかんなかった。
きっと、ほとんどの会社員はそうじゃないでしょうか。
「手取り」だけを見て、
どこにどのくらい引かれているかまで詳細には読まない。そうやって知らず知らずのうちに搾取されているのです。
というか、知ったところで自分の意志で増やしたり減らしたりできませんから
どうしようもないですしね。
お金の流れで社会の流れを読む
ある程度コントロールや計画を立てられる自営業者やパラレルワーカーであれば
節税というのは極端ですが、お金の流れを読みながら
事業計画や勤務日数の計画を立てることもできますし
自分のことだけではなくて、他人の資金繰りもある程度予想して動いたりすることもできます。
(まぁ、そんなに計画通りにはいかないんですけどね。笑)
ということで、
忙しくなってきて自分の時間単価が上がったら外注するのもアリですが
事業を始めたばかりの方にはぜひ一度は
自分の事業の数字を生で追ってみられることをおすすめしたいです!