学生時代、脱サラしてフリーターだった時代
わたしは、色々バイトをしていたのですが
その中で、「売り込む」バイトをいくつかしたことがあります。
他人を売り込むのは簡単
中でも発信のテレアポは向いていたようで、業績が比較的良かったし
お勤めしていた時も、なぜか自分のところにばっかり人が集まるし
プライベートで人と遊んだりしたときもムードメーカーになったり
集団の中に居ても、顔が地味な割には(笑)意図せず目立ってしまうので
起業して自分の「売り物」を作れば
絶対に儲かる!とひそかに確信していたのです。
自分の商品を売るのが怖い理由
しかし、いざ起業してみると
売るものが自分のサービスになった途端、売ることに大きな壁を感じました。
正しく言うと、
売るものが自分のサービスになった途端、
売るのが怖くなったのです。
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起業する前は、あんなに何も考えずに、
しかも、自分の商品でもないものをホイホイ売ることができたのに
自分のサービスになった途端、どうして売れなくなってしまったんだろう…
と考えたとき
自分の作ったものじゃないからこそ、ホイホイ売ることができたんだな、
ということに気が付きました。
自分のサービスを拒否される怖さ
他人の商品を売っていた時は
いくらその商品が馬鹿にされても、文句を言われても、拒否されても
「申し訳ございません」で逃げられたし
その裏には、(私が作ったものじゃないからどうしようもないし…)が通用しました。
だけど、 自分が作って提供するものに関しては
どこにも逃げられないし、言い訳も出来ない。
それが、怖かったのです。
断られた=嫌われた
もっと言うと、
サービスを断られる=自分の存在を拒否される
そんな錯覚に陥っていたのです。
会社の看板の下で働くこととの違いを感じたのでした。
本気だからこそ
「失敗できない」と力が入りすぎる
書いていて思ったけど、恋愛と似ていますよね。
本気だからこそ、失敗したくなくて力んでしまって
遠慮したり、考えすぎたり、押しつけがましくなったりするのは。
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失敗したくないから、ここぞという時に押せない。
失敗したくないから、引かなきゃいけない時に頑なに譲れない。
だけど、それって間違っていて、
なにが間違っているかというと
そもそも「失敗しちゃいけない」というのが間違いなのです。
むしろ、「失敗しなきゃいけない」が正解。
失敗してもいい
失敗しなきゃいけない
よほど下地のある人でもない限り、
脱サラ独立は最初からなんて、まぁうまくいきません。
少なくとも、あなたの思っている通りにことは運びませんから。
むしろ、失敗しないことにはなにも教訓が得られないから
最初はまぐれでうまくいったとしても、成長が止まります。
だから、絶対に失敗したくない人は
最初からやらないほうがいい。
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だけど、安心してください。
「失敗」もまた、あなたが思っているほど
取り返しのつかない大きな傷を負うわけではありません。
失敗によって失うものは、意外とない
返せないほどの借金まみれになるとか、そんな取り返しのつかないことには
よほどのことがない限り至りません。
せいぜい、思っていたより売れなかったとか
業績や仕事ぶりが中途半端で恥をかくとか
人に反対される、笑われるとか
その程度じゃないでしょうか。
本当に怖いのは、人に嫌われることだったりする
その程度というか、何が怖いのか掘り下げてみると
人に嫌われること、身近な人が離れていくこと
そういう理由がほとんどだったりします。
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じゃあ、あなたはその人のご機嫌を取るためにそれをやっているのかというと…
そういうわけではないはず。
本当の起業の教科書は自分の失敗
現在著名になっている実業家の方々だって
名もない頃は色々失敗したり粗相をしたりしてこられたはずで
そこから「もう二度と失敗したくない」と学習しながら成長してきた方ってたくさんいます。
たとえば、一代で財を成した資産家や経営者の方が
事業の失敗や貧しい幼少期を経験していたという話はよく聞きますよね。
失敗できる人は強い
これからの先行き不透明な時代は、
失敗しながら未来を切り開いていける人が強い。
逆に、失敗できない人、世間の顔色や模範解答に迎合する人って
いつまでも誰かの都合に振り回されて生きるしか選択肢はなくなります。
断られる=嫌われる、ではない
先の話に戻りますが
そもそも、購入を断られる=自分の存在を拒否される
ではありません。
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今はその人にとって必要なかった、それだけ。
逆に全ての人が買ってくれるなんてことは絶対にありえませんからね。
失敗したときのダメージを少なくする
とは言いつつ、私は今でも売り込みは苦手なので
こうして細々とWEBでお仕事をしているわけですが
失敗の痛手をいかに少なくできるか考えるのもありかもしれませんね。