新しいお仕事がようやく決まり、業務にキャッチアップしている途中です。
新しい現場では、契約先の企業さんからPCを貸与していただけることに。

以前も一度だけPCを貸与していただいたことはあるのですが、それ以外はほぼ自前PCでの仕事がほとんどで、
今回かなり久しぶりに貸与PCでお仕事をさせていただくので、
使い勝手の違いなど、感じたことをまとめてみます。

ちなみに、リモートワークでの想定ですが
フリーランスでも会社員でも、内容的にはどちらでも共通しているかなと思います。

貸与PCのメリット

プライベートとの切り分けがしやすい!

今回の現場では、PCはもちろんのこと、メールアドレスも発行してくれて
仕事用のマシンと連絡ツールは、プライベートで使うものと分けることができました。

プライベートで使用するツールと完全に分けられているので、
定時が過ぎて打刻した後は、PCを閉じてしまえば
もしその後に連絡や指示を送ってこられたとしても、物理的に目に入りません。

会社に一人は必ずいるじゃないですか。
就業間際に面倒な連絡をしてくる人とか、当たり前に残業している自分に酔って
20時とか21時頃に普通に連絡してくる人とか。

私用PCを使っていると、調べ物やこういうブログ書きなど、
自分の用事を足している時にでも、仕事の通知が目に入ってきて気になったり
また、特に始業前の早朝などに私用でPCを動かしていると
SlackのステータスがActiveになるため、(自分が仕事の通知を見ないようにしていても)稼働していると思われて
業務時間外(自分ではそのつもり)でも、「今稼働していたらこの会議入ってください」など
業務連絡がくることがわりとあり、ストレスを感じることがありました。

ある程度の責任感を持っていると、良くも悪くも
何か業務連絡が来ていたら、緊急のものでないかどうか、見るだけ見ておこうと思ってしまうじゃないですか。
で、見てしまうと、自動的に返事を考えたりしてしまったり、次やるべきタスクや解決策を考えたり、
自分のところでボールを止めてしまっていることに対する焦りを感じてしまいやすい。
そうなると、いくら休んでいようと、(気持ち的に)休憩時間や退勤時間じゃなくなってしまう。

それがなくなったのが、一番大きなメリットに感じています。

私用PCが重くならない

自分が携わった案件が積み重なってくると、
端末に保存しているデータ量が大きくなっていきます。

クラウドやGitを使っていたとしても、ある程度ローカルの容量は食いますし
DropboxやGoogleDriveなどを使っている場合は、自分の契約しているプラン容量を食い、アップグレードする必要が生じるかもしれません。

多くの場合は、手が離れたタスクでもデータを完全に消すことはせず、
また修正が入ったりした時のためやバックアップ、自分のナレッジ蓄積のために
データを取っておくことのほうが多いはず。

また、ポートフォリオや自主制作などのプライベートのプロジェクトとごっちゃになってしまいやすくもあり
フォルダ分けすればよいのですが、そうするとまたそれぞれ階層が深くなってしまいやすいという悩みもあります。

プライベートの情報が漏洩しない

逆に、個人で使用している作業やネットのブラウザなどが
画面共有などで間違えてチームメンバーやクライアントに見えてしまうリスクもありません。

まぁ、アカウントを切り替えてログアウトしておけば不意に見えることは少なくなりますが、
私用のブラウザで技術的なこと(コードや参考サイトなど)を調べて、業務の画面にコピペすることもあったりはするので、
完全にアカウントを分けて都度ログアウトするのはちょっと手間です。

私用PCを業務に使っていた頃の失敗談としては、
始業前に別のウィンドウで調べ物をしていて、
その後の朝のMTGでチーム内に画面共有でレクチャーしていた時に
コマンドを打ってブラウザを立ち上げる処理があったのですが、
その時に立ち上がったブラウザが、朝プライベートで見ていた求人サイトだった
(求人検索をしていたわけではなく、HR系企業との商談を控えていたのですが)ということがあり、
ちょうど辞めるのが決まっていた時期だったので、気まずかった体験があります。
そっちのブラウザを立ち上げてくれんな!と怒りしかありませんでしたw

デメリット

そこまで気になるほど深刻なデメリットは今の所思いつきませんが、
考えられるちょっとしたデメリットも挙げてみます。

初期のインストールが面倒

自前のPCだと、業務に必要なツールや環境はあらかじめ揃っていることがほとんどですが、
貸与PCだと1から全てインストールしてアカウント設定する必要があり、
それだけで1〜2営業日くらいは費やすこともザラです。

外出・遠出時に2台持ち歩くのは大変

ノマドワークやワーケーションを頻繁にされている方であれば
PCを持ち歩くこともあるでしょう。

その時に、仕事用のPCは必須ですが、
長期滞在するのであれば、できればプライベートのPCも持っていきたいところですよね。

ただ、パソコン2台を持ち歩くのは結構重たいため
どちらかを諦めて置いていくか、重たいのを我慢して2台持っていくかになります。

破損・汚損してしまわないか心配

自分のPCだと多少汚れたりしても気になりませんが、
借りたものだと壊れてしまったり、飲み物をこぼしたり手垢などで汚れてしまわないか心配になります。

監視されていないか気になる

借りているものを自宅に持ち込むとなると、
カメラや位置情報など、自宅で稼働している際のプライバシーが
どの程度会社に情報として行っているのかは少し気になるところ。

まぁ、そこまで一人ひとり監視するほどヒマなリソースはないでしょうが、
PCカメラの前で着替えいたりすることとか全然あるので、
わたしは念のために位置情報をOFFにして、カメラに目隠しカバーを貼っておいています。


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自分でストックしていたソースの
コピペがちょっと大変

例えば、自分で保管していたコードやデザインのストックを会社のプロジェクトで使いたいとなった時に、
同じ端末内ならコピペするのが容易ですが、
別の端末になるとちょっと手間がかかります。

ただまぁ、社用PCから自分のアカウントにログインするなり
自前アカウントに会社アカウントの閲覧権限をつけて招待したり
MacならAirDropなど、やれることはあるかなと思います。

慣れたマシンではないかもしれない

わたしは今回は当てはまりませんでしたが、
会社指定のPCだと、自分が使い慣れていないOSやバージョンが支給される可能性もあります。

また、設備投資をケチっているような会社だと
スペックが低くて作業のたびに固まったり(デザイナーだとあるある)、メモリが少なくて動作が遅くてイライラしたり
他の作業者とバージョンが合わなかったりする可能性もあります。
パソコンの動きが鈍くて仕事に時間がかかるって、一番しょうもない機会損失だと思うのですよね。

画面の大きさなどは外付けモニターで補えますが
スペックはどうにも難しいですからね。


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経験上、これは会社によって両極端な気がしています。
仕事に支障がないように最新スペックのMacbookやSurfaceを支給してくれる会社と、
グラボが入ってないPCで固まりまくるのが日常な会社と…

対策:貸与PCはどんなものか事前に聞いてみる

貸与か自前か、貸与だとどんなPCかは、
福利厚生欄で確認するか、面接などで事前に聞いておいたほうが無難でしょう。
または、働く現場の写真が載っていれば参考になるかもしれません。

自分が使い慣れているOSか、また、仕事のボトルネックがPCスペックによらないかは
自分の成長や生産性に積もり積もると結構大きく影響してきます。
PCに待たされて残業が発生するのは避けたいですよね。

また、個人的には、しょぼいマシンで他の企業と「ハンディ」をつけられた状態で
キャリアに差をつけられる一方だと考えていますので、
特に技術系の職であれば端末がしょぼいという理由で転職を考えても大袈裟ではないと思います。

わたしは今の現場でPCを貸与していただけて、良い面が多かったので
この機会にまとめて書いてみました!

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