実は今、2年間離れていた医療業界のお仕事が決まりそうで
打ち合わせのために書類を揃えています。
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国家資格の合格証書(運転免許のようなカードではなく、賞状のようなものです)を久しぶりに取り出して
透かしなんて入ってたんだーと初めて気が付いたり。笑
あれほどネガティブな意見を書いていて
二度とやらないと言っていた医療の仕事をなぜ今更やろうかと思ったかというと
リモートワーク(遠隔地での在宅勤務)でできるお仕事が見つかったからです。
【追記】
無事に採用していただき、お仕事をさせていただけることになりました!
11個目のバイトです!(笑)
アドバンテージを生かす
医療職をいざ離職してWEBデザインなど他のお仕事に就業しようと思うと
当然、未経験からのゼロスタート。
専門性が高いというのは言い換えると、つぶしが効かないスキルなのです。
特異な経歴が悪目立ちする
そのうえ、自分の場所選びが悪いのだとも思いますが
医療職をやっていたという経歴はいわゆる一般社会で悪目立ちすることが多く
いやな思いもたくさんしてきました。
使いにくそうな人と思われるのか、わけありと思われるのか
敬遠されたり、怪しまれたり
「せっかく資格があるのにもったいない」と一方的に説教されたり
入職したらしたで大々的に経歴を言いふらされたり、
なぜか自分だけ何でもやらされたりとやたら高い期待を持たれたり…
まあざっくり言うと「普通の仕事」をするうえで
いちいち先入観を持たれて見られることにうんざりしていたのでした。
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それがいやで履歴書不要のバイトもけっこうやりましたが
そうなると、言葉は悪いですが本当に誰でもいい仕事だったりするので
それはそれで、今まで培ってきたリソースがもったいない。
ネガティブな理由で「得意」を発揮する機会を潰していないか
反面、医療のお仕事は内容や学問的には得意だったし、
国家資格に加えて6年の現場経験というわかりやすい実績がある。
主観的にもそれなりにやってきた自信があるので、
多少ブランクがあろうともすんなり採用されやすい。
であれば、ゼロスタートよりもこのアドバンテージを生かした方が良いのではと
転職を繰り返すうちに思ったのです。
離職した理由から消去法で探す
わたしは、医学の勉強は好きだったものの
同調圧力の強い医療現場独特の職場環境や、
ミスが許されない性質が高じてあら捜しし合う雰囲気、
寄り添い的な過剰なホスピタリティを求められること、
それが価値化されず優しさを使い捨てされることなどに嫌気がさして離職しました。
(人間味が評価されず使い捨てられるのであれば、個人事業をした方が良いですからね)
医学の勉強は好きだけど、医療現場の職場環境や接遇面が嫌で離職した
ということは言い換えると、
- みんなで一緒にやる仕事
- 患者対応
がなければ良いわけで
むしろ、それさえなければ、得意で業務経験もあるので
活かすに越したことはないのかなという発想に至ったのです。
やりたくない要素だけを排除する
言い換えると、
- 主に一人でやる仕事
- 人ではなくて機械と向き合う仕事
ということですね。
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在職中から宿直業務が好きだったので
看護師や介護士のように、夜勤専従(毎日夜勤だけのお仕事)があれば良いなと思いましたが
絶対数の少ないマイナー業種のためなかなかレア。
そこで、デスクワークに近いデータ解析業務専任のお仕事を探していたのですが
ある時、「その仕事ってなにも出勤しなくてもリモートでもやれるんじゃないか」と思い立って
求人を探してみるとヒットしたのでした。
安定の代わりに働き方が選びにくい医療業界
医療職に限った話ではありませんが
特に医療業界の求人は、対人接客があるため
シフトがきっちり決まっていて時間に融通が利かないものが多いです。
(母数も職務領域も広い看護師さんであれば少し話は違いますが)
WEB業界でこそリモート案件は多いものの
お堅い医療業界でそんな時代に沿った働き方させてくれるなんて発想、
あるわけないよなぁと思っていたのでビックリ。
ダメモトで応募してみると、経歴的には問題ないとおっしゃっていただけて
有難いことに面接していただけることになったのでした。
マイナーな働き方ほど
自ら探しにいかないと出会えない
そして、Wワークやリモートワークはまだまだマイナーで
少数派である働き方であるのは事実。
自ら探しにいかないと、待っていても永遠に希望の条件には巡り会えないし
逆に、探しまくればあるものだなぁというのを今回探していて感じました。
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かくいう私も、今回リモートワークで働けるようになるまでの数年間は
転職エージェントには職歴が一貫していないからと案件紹介を断られ、
派遣会社にはそんな条件ないと小馬鹿にされ、
やむを得ずフリーペーパーでアルバイトを見つけてきた情報弱者でした。
かと言ってパートで働けば正社員になってほしい(=独身なんだからフルタイムで働けるだろ)という無言の圧力を感じてきて
世間の大部分、特に私たちが容易に探すことのできるような「見える」企業の9割以上は
まだまだフルタイム正社員+お小遣い稼ぎのパートさんが一般的な認識なんだなとも身をもって感じました。
人生って結局、日常の連続なわけで
どこで日常を過ごすかが全てと言っても過言ではありませんから
そういう情報と出会うためのリテラシーって大事だなぁと改めて感じたのでした。
医療人だって複業していい
ただ、もちろんお仕事は全うしますが
あくまで複業の軸足を強化したという感覚。
「医療の人に戻る」というつもりはありません。
医療の仕事もできるパラレルワーカー、という感じでしょうかね。
医療はボランティアではなく立派な仕事
わたしがずっと感じていた違和感のひとつに
「医療従事者たるもの、四六時中患者さんのことを第一に考えているべきだ」
という、滅私奉公的な認識が世間に浸透していることがあります。
今の時代、家族ですら介護を他人にお任せする時代で
医療だって属人化しないようにマニュアルやら法律やら医療機器やらが整っていて
医師の負担を減らすべく色んな資格のコメディカルが設けられたわけで。
それってつまり、「一人で背負わなくても良い」ための体制なのに
その実現を一番妨げているのは、実は世の中の認識だったりします。
在宅で仕事ができると、生活の選択肢が広がる
在宅でお仕事ができるとスキマ時間に作業ができ、副業OKの会社も多いので
仕事の掛け持ちができます。
スケジュールの組み方次第では収入は青天井。
しかも、移動がないので身体的な負担がかなり減るうえ、
面倒な人間関係に頭を悩ませたり気を遣ったりする必要がないので
自分のような陰キャにとっては精神的にもかなりラク。
働く場所の制約もないので、
休憩を取ったり仕事を中断して用事を足したりという自由度も大きい。
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いつでも使い放題できるように自分の会社に縛り付けるのではなく
働きやすい環境を提供して、より働く障壁を下げて活躍の機会を増やす。
働く人の自己管理能力を信じて
そんな可能性を用意してくれた会社には感謝しかありません。
いつか自分もそういう融通の利く働き方を提供する側になるべく
仕組みづくりができたら良いなと思うのでした。