前回の記事で、WEB制作に挫折感を感じて
医療職のパートをすることにしたという記事を書きました。
久しぶりに白衣を着ての出勤。
今必要なことと向き合った結果、医療職に戻ることにしました~何度でもゼロに戻る覚悟~
ぶっちゃけると、医療の仕事をまたやること、というより
「医療職の自分」に戻ることが本当にいやでいやで
初出勤の前日にはものすごく憂鬱でした。
ただ、前日に過去のテキストを読み返していると
当時の恩師への有難みが身に染みて感じたりもして懐かしくもありました。
一度経験したことは無くならない
出勤してみると、全てが「懐かしい」という感覚で、
不安だった業務面や技術面の「カン」は思ったよりすんなり取り戻せました。
![](https://carat.mondbrand.net/wp-content/uploads/2019/11/medical-equipment-4099428_640.jpg)
一度積み上げた経験って、そう簡単になくならないものですね。
過去の自分と、技術を教えてくれた恩師に感謝したのでした。
医療の仕事、そんなに悪くないかも
あんまり円満退職とはいえなかったこともあって、
医療職時代の記憶はネガティブなものばかり尾を引いていましたが
実際やってみると、そんなに悪いことばっかりじゃなかったことがわかりました。
他職種の仕事や人を色々見てきたうえで、一周回って
医療の仕事、好きとは言いませんが、べつにそんなに悪くないかもと思ったり。
(とはいえ、これまで書いてきたことをコロっと撤回するとかじゃないですけれどね。)
過去の健全な昇華方法
きれいごとくさいけど、
医療から離れて数年経って、「他人」になった今となっては
関わって下さったすべての人になにかしらの要素で感謝できていますし
自分も世間知らずで生意気だったなぁと反省したりするのでした。
こうやって、ポジティブな経験で過去を上書きするのが
一番健全な過去の癒し方かもしれませんね。
![](https://carat.mondbrand.net/wp-content/uploads/2019/10/book-1945499_640.jpg)
別に、誰かに忖度して言ってるんじゃなくて(今更忖度する意味もないし)、
色んな意味で、医療職に再チャレンジしてみてよかったなとすら思っています。
副業という「守りのカード」を持っておく
とはいえ、これを毎日フルタイムずっとやっていると
段々窮屈さを感じたり、ストレスや不満が大きくなったり
人間関係がめんどくさくなったりするんですよね、きっと。
だから、副業という位置づけはわたしにとって「守り」です。
「たまに」という距離感の守り
決して、副業だからと責任逃れしたり手を抜くわけではないけれど
「そこしかない」というのって、(たとえその職場がホワイトだったとしても)
すごくリスキーな状態だと思うのです。
いつか別の記事にして書こうと思うのですが
人間関係などで思い詰めて自ら命を絶ってしまう人って、
突き詰めると「そこしかない」と思ってしまった人が多いのかなと思うんです。
(真意はわかりかねますが)
というのは極論な話ですが、
好きなこととそうじゃないことの2つに大別されるお仕事、
後者に費やす時間は最小限に留めるのがよいと私は思っています。
ということで今回は、1週間の半分ほどのパートタイムなので
残りの日や退勤後の時間は他のことができるし、
別の言い方をすると、他の用事を強制的にいれることによって
良い意味で院外では仕事のことを忘れて、うまくメリハリをつけていけたらと。
![](https://carat.mondbrand.net/wp-content/uploads/2019/10/b30e876836aa45d1a9b94b308512684a_s.jpg)
もちろん、お客様気分で仕事をするつもりはないけど
かといって、一緒に働く人や患者さんに言われたことなどを気にして
業務時間外に仕事のことで気を揉むのって、まじで無駄ですからね…
色んな場所で多面的に人の役に立てる
それからわたしは
「医療職をしている自分」が嫌いだったのですが、
面白いことに、医療パートを始めてから
ちょっとだけ自己肯定感を取り戻せた気がしています。
![](https://carat.mondbrand.net/wp-content/uploads/2020/04/facebook-like-3695180_640.jpg)
というのも、わたしはWEB制作・フリーランスという分野では
まだまだ経験の浅い雑魚レベル。
他人の技術や成果を見ては、自分に足りないところばっかり(相対的に)見えてきて
一方的に落ちこむことが多かったんです。
今必要なことと向き合った結果、医療職に戻ることにしました~何度でもゼロに戻る覚悟~
だけど、そんな自分でも、他の面でどこかの誰かの役に立てる。
そう思えたのは救いだったかな。
これからの生活の配分
それから、これまでは飲食で働いていて夜型だったのが
医療職って午前中がピークタイムなので、朝型生活にシフトしました。
![](https://carat.mondbrand.net/wp-content/uploads/2019/12/img_8019-e1575503517183.jpg)
WEB制作と医療のお仕事をしながら、
両方オフの日は趣味活動の時間をとって
そちらの充実もしていきたいなと。
自分の勉強や発信は当面ぺースを落とそうと思っています。
複業3.0
リスクを分散しながら3つの顔を持つ
これまでの複業のしかたと結果
わたしのこれまでの複業の変遷と
その結果はこんな感じ↓でした。
- 複業1.0: アルバイトで生計を立てながら
直接収入にならないことに時間を割く
(WEB制作の勉強、趣味のコンクール出場、婚活など)
→貧乏になって結局フルタイムに戻る - 複業2.0: アルバイト収入をベーシックインカムにして
個人事業にフルコミット
→ある時期にお客さんが途絶えて借金生活に転落
1月には、デュアルキャリアと名付けて
ベーシックインカムとライフワークを共存させる働き方の記事を書きました。
わたしの目指すライフスタイルと収入の階層構造モデル。~命を活かす自己実現と、それを支えるベーシックインカム~
たしかにこれ、理想っちゃ理想なんですが
実際、あんまりうまくいかなかったがために、
今こうして医療職に戻る選択をすることになったわけで。
失敗を重ねて最適解に少しずつ近づく
まぁ、悪いことばかりではないにしても
結果としてあんまり冴えなかったわけです。
これ↑が複業2.0とすると、今回は複業3.0なのかなと思ったりしていて
ちょっとずつ、副業との付き合い方を改良しています。
理想はそこにあった
「複業2.0」に失敗して、
また新しい落としどころを考えなきゃな…
やっぱりどこかに正社員として身を落ち着かせた方が良いのかな…
なんて思っていたわけですが
実際に医療職のパートを始めてみて
そのバランスの良さに
「あ、別にこれでいいじゃん」と思ったのです。
![](https://carat.mondbrand.net/wp-content/uploads/2019/09/pixta_43709175_M-e1571056790351.jpg)
在宅でWEB制作のお仕事をしながら
たまに外に出たくなったタイミングで医療職のパートに出て
週末はブログ書きや趣味に時間をつぎ込む。
これを大体、2日-2日-2日くらいのペースでできるので
ちょうどいい。
理想をちょっとずつそれぞれの場所で満たす
適度に外の世界とつながりながら
自分の好きなことをしながら
得意をほどほどに生かして、収入にもつながる。
今の自分には、ちょうどいい落としどころかなと思ったりしています。
どうしてもフルコミットで働くことを期待される職場が多い中で、
こういうちょうどいい働き方を実現させてくれる環境には感謝ですね。
まとめ:
ということで、当面は
- WEB
- 医療
- 趣味
の3つをバランスよく確立させていきます!
これまでの複業のしかたはあまりうまくいかなかったとはいえ
意味のある失敗だと思っていますし
短期目線では失敗だったとしても
未来への種まきにはなっていると思っています。
まぁ、今こんなこと言っても、負け惜しみっぽくてダサいですけどね。笑
失敗を学びにして、自分の理想形により近づけていきたいなと。
まだこの生活は始めたばっかりなので、
またその後のお話を記事にしますね。
関連記事
その後、WEB制作と医療職の仕事
一方を辞めて片一方を残しました。
どうしてその仕事を残したのか?
よかったらこちら↓の記事もご覧くださいね。
WEB制作 vs 医療職の複業、選んだのは「希少価値」がある方でした。