公開日: 2020/01/26  最終更新日: 2021/01/12

医療職を辞めた方であれば必ずと言っていいほど経験するのではないでしょうか。

「せっかく資格を取ったのに、どうして辞めちゃったの?」という興味本位の詮索であったり
「誰にでもなれる仕事じゃないのに、勿体ない!」という一方的なお節介やお咎めなどの価値観の押し付け。

中には、まるでこちらが悪いことをしているかのような言い方で責めて
医療職を辞めることに罪悪感を刷り込まてこようとする人すらいます。
(しかもけっこう多い)

医療職ができるのにやらないのは、悪か

自分自身も、頭の奥で
「医療職以外の仕事に就いてはいけない」
「自分には医療職しかできない」というセルフイメージが抜けず
それが見えないけれど非常に重たい足枷になっていましたし
事実、デザイナーを名乗って活動するまでに数年かかったのは
実力もそうですが、こういうメンタルブロック的な要因もありました。

特に、医療の仕事って
「24時間365日、患者さんの事を考えて
患者さんに何かがあれば何よりも最優先で飛んでいくのが当然」
という価値観って根強いですしね。

自分がする仕事は、人が決めるものではない

冷静に考えてみると、おかしいですよね。
医療職の資格を取ったら、その仕事に就く人が圧倒的に多いとはいえ
それ以外の仕事を選べなくなるなるなんてのは。

これって、医療職に限らず
公務員や大企業など、誰もが羨む安定した仕事や
一般的に狭き門と言われる職種や専門職でも、同じことが言えるのではないかと思っています。

「わかる!」と思って下さった方は、ご自身の状況に置き換えて読んでみて下さいね。

医療職を辞めた自分の経験

まずは、実際に医療職を辞めてから新しい仕事を始めるまでに至って
わたしがどんな人に出会ってきたかリアルなお話をご紹介します。

個人店のマスターに新しい門出を報告したら…

医療職を辞めることになって
時々通っていた個人経営の飲食店のマスターに報告をしました。

これまた自分の勝手な思い込みだったのですが
飲食店を開業したオーナーって、
苦難や世間の荒波を超えて我が道を貫いている人というイメージを持っていたので
マスターならわかってくれるかなぁ、
「よくやったね!」的な言葉をかけてくれるんじゃないかなと勝手に期待していたのです。

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