最近、落ち込む日が続いていたのですよ。
何をしてもうまくいかないし、
体もしんどくて、気力も体力もアイデアも湧いてこない。
いやなことが不思議と重なり
何をしてもダメな時ってある
上手くいかない時って、何をしてもうまくいかないし
不思議と嫌なことって、続くものですよね。
仕事で心無いクレーマーに当たったり、
乱暴な運転の車とぶつかりそうになったり、
通販で買ったものがハズレだったり、
自分の悪口を言われているのを耳にしてしまったり、
隣人が夜中まで大声でどんちゃん騒ぎしていたり…
しかも、落ちているときに限って
親しい人や身内は、拍車をかけるように責めてきたり、素っ気なかったりする。
何か悪いことをしたわけじゃないのに、
まるで世の中全てに見放されたように感じることって、わたしだけではないはず。
相場トレンドと人からの評価の共通点
ところで、株でも為替でも金でも仮想通貨でもなんでもいいのですが、
投資をしていると、価格が上がったり下がったりを不規則かつ周期的に繰り返しますよね。
(これはきっと投資をしない方でもなんとなく理解していただけるはず)
もちろん、長期的なトレンドを形成したり、経済情勢の強い変化などを受けて
それまでよりも一段高い相場、低い相場が続く場合もあることにはあるのですが
多くの場合は行き過ぎては元に戻ろうとする、というサイクルを繰り返します。
言い換えると、
トレンドが過度に形成されると「売られすぎ」「買われすぎ」の状態になり
それを是正するために買い戻されたり、売り戻されたりすることによって
相場は繰り返し行ったり来たりします。
(投資経験のない方にとってはちょっとわかりにくい表現かもしれませんが)
どうしてそうなるかというと
「売り」「買い」だと判断して買ったり売ったりしている人のほかに
「みんながそうしているから流れに乗ろう」という、いわゆる「順張り」の人が加担し
実際の評価以上に大きなトレンドを形成したりするわけです。
過剰に行き過ぎて元に戻る、の繰り返しは
相場も流行も同じ
どうしていきなり投資の話になったかと言うと、
これって、もはや投資の理論としてだけでなく、もはや自然現象で
人(世間)の評価に関しても同じことが言えるよなぁと思ったからです。
流行のことを「トレンド」と言うくらいなので
世間の人やモノに対する評価や流行も、一定のトレンドで成り立っていて
まるで相場の動きのように過大評価されたり過小評価されたりしますよね。
ひとたび評価されたらチヤホヤされる「ブーム」が来たり、
そうかと思えば、手のひらを返したように揃って辛辣な批判をされることもあるし、
もがいても誰も見向きもしてくれない時もある。
運気の流れや流行り廃りも「トレンド」
今まで無関心だったのに、急に色んな人が注目してきたり
今まで優しかったのに、ひとたび粗が発覚したら急によそよそしくなったり、
「いつでも味方だからね」って言っていた人がダメ出し合戦を始めたり…
学校や職場の派閥やいじめも、芸能人叩きも、SNSの炎上もバズも、タピオカブームも
全部そんなトレンドで形成されていると考えると、けっこう単純な話ですよね。
相場も流行も行間も
人が集まって形成されるもの
なにが言いたいかと言うと、
相場を形成しているのも、場の空気や流行を形成しているのも、結局は同じ「人」であって
それを形成する源泉が同じなら、同じような動きをして然りなのではないかなと。
ミクロ単位のわたしたち一個人に置き換えてもそれは当てはまって
「運気の流れ」なるものがもしあるとすれば、それの正体も所詮は
大勢の人の心理が形成している「トレンド」なのではないかと思うのです。
上がることもあれば、下がることもある。
そして、発生したその流れに「乗っかる」人によって、そのトレンドは増大する。
もしかするとその源泉は、
不機嫌で攻撃的なたった一人から、不機嫌の連鎖に巻き込まれ発生した、竜巻のようなものかもしれない。
トレンドを形成しているのは
意志を持たない大多数
こう表現すると堅苦しいですが、顔色を伺って人に合わせている大多数の大衆によって
空気感や無言の正解が形成される、と言うと、よくあることに思えるのではないでしょうか。
そしてその大多数の「大衆」って、意志を持って動いているというよりは
まわりを見て「正解」に合わせようとしているだけだったりしますよね。
指数関数的な成長曲線も
投資に共通する現象だった
ところで、世間への認知や評価・成長って、
y=xの単純増加じゃなくてy=x2の指数関数的な伸び方をすると言われます。
ほぼ価値のない泣かず飛ばすの時期を経て、ある時何かしらのきっかけを機に一気に爆発的に増加する
ということが、インフルエンサーの方や起業家の間でよく語られますが
これも、最近発展が著しい仮想通貨の価格の推移にとてもよく似ています。(今は2021年3月)
仮想通貨の長期的なチャートを見てみると、綺麗な指数カーブを描いていますよね。
あてにならないけど、抗うこともできない
トレンドへの向き合い方
ということで、所詮はどこかの他人が巻き起こしたトレンドは
必ずしもあてになるわけではないし
そこに自分の非を関連付ける必要もない。
かと言って「トレンド」は必ず生じるわけで、
たとえ日頃の行いが良くても、自分に非があってもなくても、
どこかで「下落」の局面を迎えるのは、逃れられない自然現象なわけです。
「下落局面」、逆境でどうすればいいのか
じゃあ、何をしてもうまくいかない「売り」の逆境ではどうすればいいのか、
黙って嵐が過ぎ去るのを待つしかないのか、というとどうしたらよいのでしょうか。
どんなに不運が連鎖していても、低迷していても
いや、世の中全てが敵になったような、負のスパイラルの渦中だからこそ
自分自身だけは敵にならないことです。
支持している株や通貨が下落したらどうするか
先の投資の例えで言い換えると、
一人ひとりが自分という株であって、自分という株の株主であるという主体性を持つということ。
もし、投機的な買い方ではなく支持ありきで長期的に保有したいと思っている資産であれば
暴落しているからといって慌てて自分も手放す、のではなく
ある程度リソースに余裕を持たせてじっと耐えることもありますよね。
(もちろん損切りすることもあるでしょうが)
下落トレンドに差し掛かっても、暴落していても、
「主」だけは投げ売りしてはいけない。
対外的な価値が下がろうと、支持が減ろうが
その価値を信じて護って磨いてゆくのみ。
また、逆張りの考えでは、売られすぎて価格が落ちている時が買い時で
買われすぎて価格が高騰している時が売り時だったりもします。
周りが慌てて手放している中、逆にリスクを承知で買い足すという選択もあるでしょう。
結論:売りの局面で買い支えられる存在になれ
目先の局面に一喜一憂していないで
誰にも見向きもされない逆境でも、いやむしろ、誰にも見向きもされない局面にこそ
自分を見捨てずに向き合い、価値を見直して磨きをかける。
また、売りの局面で買い支えられるよう
余裕を日頃から蓄えておくことも大事なことですね。
逆に、チヤホヤされている時こそ、「売り」に転落するリスクを孕んでいるもので
抜け目や慢心がないかと自分を疑ってみる。
知っているだけで流されにくくなる
思考停止して外側のトレンドに流されるのではなく
軸を持ってトレンドに抗う強さが必要なのは
投資の世界も社会も同じだなぁと思うのでした。
とはいえ、こういう「トレンド」が絶えず発生するという、投資の原理原則を知っているだけで
目の前のことに少しは冷静に向き合えるようになるのではないでしょうか。
おすすめの投資
マネーゲームと揶揄されたりもしますが
FXは心理戦でもあり、本質的なことをたくさん学べます。
わたしは小難しいチャート分析はしませんが
長年相場を見ていると、なんとなく次の展開が読めるようになってきました。
(そのなんとなくを過信するのはあまり良くないですけれどね。笑)
DMM FXは、取引画面がシンプルかつスタイリッシュで
初心者さんでも使いやすいのでおすすめです◎
※元本が100%保証されるものではありませんので
性質をご理解いただいたうえでご使用くださいね。