医療職を辞めて出会った、3タイプの人
色々な人と接触するうちに
大まかに3タイプの反応をする人がいることに気が付きました。
- 根堀り葉掘りタイプ
- 説教タイプ
- 理解者タイプ
これは医療職の離職に限らず
転職であっても、結婚や新しい趣味などであっても共通するのかなと思いますので
何らかの逆風にある方の参考にもなれば幸いです。
1. 根掘り葉掘りタイプ
このタイプはおしゃべりが大好きで
誰とでも仲良くなれる、誰とでもわかりあえると信じてやまない人が多いです。
だからとにかく、自分が納得するまで聞きまくる。
相手を不快にしていることに気が付かずに。
このタイプは、否定はしないとしても
あんまり話したくないことを興味本位に次々聞いてこられたり、
子供のような、なんでなんで攻撃を炸裂することも。
「せっかくいい大学出たのに、なんで?」
「医療の仕事の方が安定していてお給料も良いのに、なんで?」
などですね。
「何でも話して!」「私は何でも受け止めるから(ドヤ)」と、
器の広い人ぶったインタビュアーとかコンサル気取りの人もいますが
あくまで自分が知りたいからという興味本位でしかないので、
本当にその人に話す意味があるかどうかは吟味したほうが良いでしょう。
それから、就職面接の場なんかでも
明らかに職務を越えて、個人的な好奇心をむき出しにして聞いてくる面接官も
けっこう多かったりします。
根掘り葉掘りタイプへの対策:
質問されることが不快だということを小出しに
正直、こんなことあなたじゃなくても何十回も聞かれてきたし
またこの質問か…答えたらまた「なんで」が飛んでくるんだろうな…
と、うんざりした気持ちを顔に出しましょう。
ポイントは沈黙すること。
「話したくない」と言えば、また
「なんで?!(別にいいでしょ)」と、余計に好奇心に油を注ぎかねません。
とにかくあなたのしているその質問攻めが不快です、ということが伝われば
それ以上は聞いてこないでしょう。
もし仮にそれでもしつこく聞いてくるようであれば
「それって、絶対話さなきゃいけないことですか」
「言わないと、なにかまずいことでもありますか」と逆に真顔で聞き返してやりましょう。
そうすれば「あ、いや…」ってなりますから。
2. 説教タイプ
正義感の強い人はこのタイプが多いです。
まじめな人や、先生業など人に正しいことを教える職業の人に多く
医療従事者にも多い。
医療業界で働かない理由も、医療従事者はこの手のタイプが多く
副業やアルバイトに対してこの「説教タイプ」を発揮してくる人が多いためだったりします。
これまで苦労をした末に何かを勝ち取ってきた人で確固とした成功法則を握りしめている人か、
逆に大して逆境に晒されたことのない、順風満帆なレールに運ばれてきた人の
どちらかだったりします。
自分が正しいと信じて疑わない人
いずれにしても、思考停止して
画一的に持論を押し付けてきます。
たとえば自分に実害のないことでも、非を見つけては徹底的に叩いて
「一番悪いのは○○だ」「普通は~すべきでしょ!」と、
得意げになって犯人探しや模範解答の解説会をしたがる。
政治家の不祥事や芸能人の不倫の批判が大好きなタイプですね。
説教タイプの特徴:
「~すべき」を強制する
犯人を暴いたり、模範解答をすべての人に強制したところで
幸せになれるとはわたしは思わないので
こういう人とは距離を置くようにしていますが
「誰にでもできる仕事じゃない(んだからやりなさいよ)」
「(高給なのに)勿体ない!」と言ったり
あるいは、こちらが望んでいないのに「○○病院で募集しているよ!」などと
医療の求人を勝手に持って来て勧めてきたりします。
一番お得な選択肢を選ぶ以外の手段を知らない人たちでもあります。
中には「医療従事者なら奉仕すべき」だとか
極端な信仰をかざしてくる人も。
説教タイプへの対策:
負けてあげる
このタイプの人は、自分が正しいと思っていて
自分の常識から外れている人を、自分の理解の及ぶ範囲に「正そう」としてきます。
ですから、反論してはどちらも主張するばかりで話は平行線の言い争いに。
ここは、「ですよねぇ~。笑」とあなたが負けてあげましょう。
本当にその人の言う通りにする必要は全くありませんが
「おっしゃっていることはわかります」という態度を見せるだけで
相手は満足したりするものです。
論破はNG
このタイプにやってはいけないことは
「おっしゃっていることはわかります。
でも…!」と、自論を展開して相手に理解してもらおうとすること。
このタイプは基本的に自分が正しいと思っているので、聞く耳を持ちません。
相手と闘わずに、その場であなたが負けて丸く収めましょう。
相手が何百万も資金を援助してくれる人であれば話は別ですが
目の前の説教老害をひとり説き伏せたところで、あなたの未来は大して変わりません。ただスッキリするだけです。
どうしてもわかってもらいたい相手だとしても、
口で論破するより、結果を見せつけることが遠回りのようで一番確実です。
悪気がないから気付かない
1と2の共通点は、本人には悪気がないこと。
特に、2なんかは逆に「良いことをしてあげている」つもりのことも多いし
1は仲良くなりたくてコミュニケーションを取っているにすぎなかったりもします。
とは言っても、そのたびに傷ついたり、嫌な思いをしたり
本来説明する必要のないことを度々話さなければいけなくなるのもいやですよね。
嫌だという意思は伝えよう
それでも聞いてきたり、その話を続けてこようとする人も中にはいます。
そういう人には、その話をされて嫌だ、それ以上話したくないという意思をそれとなく示して
相手が嫌がることをしていることを自覚してもらいましょう。
3. 理解者タイプ
中には
「それだけが人生じゃないからね~」
「あなたがやりたいことをやったらいいと思うよ」
「人生一度きりだからね」
「自分にはできないことだから、すごいと思う」
などと優しい言葉をかけてくれる人もいます。
一つ言える最善の接し方は
「ありがとう」と素直に一言伝えることかなと思います。
意外と口先だけの人も多いのでご用心
というのも、実はこのタイプの本音は色々で
- 自分も同じような境遇を経験した(共感)
- そもそも他人に無関心
- 実は話を合わせているだけで陰口を言っている(同情)
- 理解はできないが、あなたのことは好きだから応援したいという気持ちだけはある(応援)
理解してくれているかと思って心を許そうとした途端、
「でも、みんな多少は我慢して働いてるんだから」と諭してきたり、
二言目に「でも」と展開してくる人も意外と少なくありません。
それであっても、本音はどうであれ
少なくともそうやって理解を示す言葉をかけてくれた思いやりに対して
ありがとうと伝えるのは間違っていないかなと。
そもそも他人の理解を期待しない
いずれにしても、わかってくれたからと言って
それはあくまで自分の自分による自分のための決断です。
他人には理解や共感を求めすぎず、依存しすぎないようにして
自分はどうありたいかにフォーカスしながら前に進みたいですね。
3タイプの切り替えしを求められやすい場所は
次のページは、この3タイプと遭遇しやすい場面を
具体的にご紹介します。