こんにちは。
昨年3月に上京して、もうすぐ1年が経とうとしています。
これまで住んでいた北海道はまだ雪が積もっているでしょうが
東京は、花粉がどうのと大騒ぎしている季節です。
東京の会社に就職した
上京した目的は、コロナ禍も相まって
地方都市で仕事を探すことに限界が来たので
東京の会社に会社員として1回就職してしまおう、ということでした。
わたしは貯蓄も信用もない貧乏フリーランス。
いざ引っ越そうにも家が借りられないので
上京するために(渋々)就職しました。ま、あくまで当面の手段なので
会社員にも東京生活にも、このまま一生腰を落ち着けるつもりはありません。
住み続けるか、この次どこでどんな暮らしをするのかは、生活してみながら考えます
(上記過去記事より引用)
それで、上京したくて仕事を探している、と就活したら
運良く、スキルがマッチして採用していただけたのです。
(地方に住んでいて、これから引っ越すと言うと
それだけで断られるパターンが圧倒的に多いので、本当にありがたい…)
これまでも仕事が続かなかったりしたジョブホッパーなので不安はありましたが
東京に来てしまえば、もし万が一その会社でうまくいかなくても
他に仕事を探すとなった時に、地方に住んでいるよりは選択肢が増えるだろう、とも期待していました。
フリーランスから
会社員に戻るのって難しい?
ところで、転職自体、前職で貢献した実績や信用がないとそう簡単じゃないのに
フリーから会社員になるのって大変じゃないの?
と思いませんか?
その点は、わたしも不安でした。
会社員→会社員の転職よりも、
フリーランス→会社員のほうが難易度が高そうだなぁと
地方在住というのもプラスして、長期戦を覚悟して半ばダメモトでの転職活動でした。
会社員とフリーランスは
評価基準が違う
どうしてそう思うかというと、
会社員とフリーランスは、たとえやっていることが実質似ていても
求められる視点が会社員とは違うからです。
フリーランスは、良くも悪くも実力主義・成果主義で
教育コストをかけずに即戦力となってくれるかというスキルや
間違いなく納品してくれるか、という信用が問われます。
割り切って働けるので公私の区別もつけやすいですが
反面、会社に深入りしない分、黒子のような虚しさを感じる一面もあります。
一方、会社員は、他の社員とうまくやれるかとか、長く働けるかとか
どちらかというと人間性が重視されがちですが
その分、チームで協調する楽しさがあったり、会社の中で信用が積み上がりやすい。
会社に長く尽くす、という愛社精神は
フリーランスにはない
フリーランスなんて、見方によってはフリーターと大して変わらない根無し草だし
わたしも実際、会社組織のルールや、チームで協調して行動するとか
そういうのがダルくて、一人で気楽に働きたい…みたいな気持ちがあったので
会社に適応する能力が低い人間、という目で見られても仕方ない。
(もちろんそうじゃない人もたくさんいるでしょうが)
さらに、フリーランスは数ヶ月で現場を変えることも珍しくなく
会社員のように、1社に何年も勤続するほうがむしろ稀です。
だから、正社員採用で重視されるような
「この人はうちの会社の社風に合うだろうか」
「長く働いてくれるだろうか」
という目線で評価されると、あまり心象がよろしくないのかもしれない。
フリーランス経験は
マイナスにならなかった
ですが、わたしの場合はいざ転職活動をしてみると
(こればかりは、タイミングや会社とのマッチング性もあるでしょうが)
思ったほどそんな風当りは感じず、あっさりと採用していただけたのでした。
むしろフリーランス経験がプラスになった
むしろ、私の場合は管理職候補としての採用だったこともあり
「自社のやり方しか知らない人が多いから、
他の会社で経験のがある人の知見が欲しい」という風に言っていただけました。
まぁ、実際入社してみると
意見を言わせてもらえるような雰囲気ではなかったので
問題は知見がどうのというところではないじゃん。と思ったのは、小声で追記しておきますが。
(お堅い会社あるあるですよね)
「どうして会社員に戻りたいのか」
は聞かれる
また、当然かもですが
「どうしてフリーランスをやめて正社員として就職しようと思ったのか」は
聞かれますので、回答を用意しておきましょう。
これはあくまで個人的な考えですが
収入が不安定で生活が立ち行かなくなったとか、仕事がうまく取れなかったとかでも
嘘臭い理由よりはいいんじゃないかと思うのですよ。
会社側からすると、それってある意味「この人は(お金に困っているなら)そう簡単には辞めないな」という理由にもなりますしね。
ちなみにあまり参考になりませんが、わたしの場合は
引っ越す際にフリーランスだと審査が通らない可能性もあり(おまけに年収も低いし)
会社員としての信用が必要だったので、それを正直に言いましたw
結論:
フリーランス→会社員は難しくない
結論、フリーランスから会社員に戻るのは
言語化できるような経験とまともな人間性さえあれば
決して難しくはないことがわかりました◎
実は上記の会社はほどなくしてすぐ辞めてしまうことになり
別の会社に正社員として就職したのですが…
その際も、フリーランス経験をネガティブに言われることは特にありませんでした。
会社員でもフリーでもいい。
働きやすい働き方をしよう
一度脱サラして独立したのに会社員に戻る、って
なんだか出戻るみたいで悔しいとか、二の足を踏んでいる方もいるかもしれません。
だけど、一方で
当たり前に毎日仕事があることの有難みとか、
チームや仲間として案件に携われる楽しさややりがいとか、
フリーランスを経験したからこそわかる良さもきっとありますよね。
実際に、会社員に戻ってみて
継続して自分で仕事を取らなきゃいけないのが大変だった…と
フリーランス経験のある同僚さんも言っていました。
フリーと会社員
両方のよさを知っている強みもある
また、フリーランスとして働いていたのであれば、
金額面のやりとりも垣間見て自分の市場価値を把握しているでしょうから
搾取されているかどうかとか、この会社は商品を安売りしすぎているとか、
そういったところが見える分、働き手側から会社を正当に評価しやすくなりますよ。
世間では、会社に縛られないほうがかっこいい、みたいな
フリーランス崇拝の風潮になりつつありますが
かっこいいとか、先を行っているとかにとらわれ過ぎずに
自分が合っていると思う働き方をしたらいいと思うんです。
フリーランスをしていた、というだけでも
誰でもできることではない、十分誇れる経験ですから。