公開日: 2021/08/30  最終更新日: 2021/08/30

継続してブログを書いてこられている方であれば
共感していただけるのではないかと思うのですが、
いや、もっと広く、リアルビジネスなども含め
「自分発信で人を集めた」ことがある人全般に言えるのかもしれません。

ブログを書いていると、
誰からも見向きもされない虚しさを感じることがあります。

ネットに存在を立てて発信するようになってからというもの
批判や中傷される怖さよりも意外だったのが、
この、誰にも響いていない虚しさでした。

無視されるのは思いのほかしんどい

人間関係も、好きと対義の感情は無関心といいます。

悪口や嫌がらせよりも、無視されることが一番こたえると云われるように
意を決して発した言葉が、手間暇かけて一生懸命作った企画や記事が
まるで世界中から総シカトを食らったような無力感は
それはそれはしんどいものです。

何年も、そんな虚しさと葛藤しながら
それでも、媒体を変えたり増やしたりして、
文章を綴り続けることを諦められませんでした。

そして、いつの間にかブログは
なくてはならないライフラインになっていたもので不思議です。

手応えがなくても
ネットに言葉を発信し続ける
メリットと理由

今思うと、元々ネット自体は好きだったのものの、
文章読むのも書くのも、別に
大好きだったわけでも、得意だったわけでもないんですよ。

そんな、特に文章に思い入れが強いわけでもなかったわたしが、
誰にも見向きもされていないと落ち込むことの方が多かったのに
それでも文章を書き続けられたのはどうしてか。

ネットに自分の言葉を書き続けることの意義と
自分の言葉を人に届けるための、ちょっとした工夫をご紹介します。

ブログに限らず、YouTubeや物販、店舗ビジネスなど
色々なことに応用できる考え方だと思いますので
何かしらのご参考になれば幸いです。

※この記事では、広告出稿などアクセスを集めるためのマーケティング手法には触れていません。
「発信を継続すること」にフォーカスした内容を書いています。

反応がない=
誰にも見られていないとは限らない

まず、大前提として
「反応や手応えがない=読んでもらえていない」
とは限りません。

商品を買ってくれることはもちろん、
読者登録やチャンネル登録がないからといって
アクセスがゼロというわけではない。

読んでくれた、立ち寄ってくれた人が
いくら画面の向こうで共感してくれたとしても
必ずしもリアクションやコンバージョンして数値に反映されるとは限らず
反応してくれなかったからといって、つまらなかったというわけでもないかもしれません。

タイムラグを経て
伝わる可能性があるから

自分が一番熱量が高い時と
人に認知され始めて、他人の熱量となるタイミングって
タイムラグがあるのですよね。

ネットの言葉は残る。
ただし、浸透にタイムラグがある

それは、ネットのアルゴリズム的なものもそうですし
(よほど有名で発言力の強い人でもない限り、
発言したその場で認知が浸透することはほとんどなく
数か月後、数年後に注目されるということも。)
思ったことを、人にわかりやすく言語化できるようになること自体が
年月を要したりするものです。

皮肉なことに、
自分はもう何十回も同じことを言い続けて飽きてうんざりしてきた頃に、
ようやく世間に認知され注目され始める、といったことも少なくありません。

だから、いきなり伝えるというよりは最初は
「伝える練習」
「伝わりやすい言葉の選び方の試行錯誤段階」
と思っていたくらいのほうがいいのかもしれませんね。

「あの時本気出していればよかった」と後悔するくらいなら
飽きるまでやってみてからでもいいのではないでしょうか。

来るべきブームに備えて
「言葉の貯金」を作っておく

または、今はニーズがなくても
あなたが力を入れて発信している分野に
ある時予期せず突然ブーム的な爆発的ニーズが生じることがあるかもしれません。

そうなってからネタを仕込んでいては
流行に乗っかって一儲けしようとするライバルはたくさんいますから、埋もれてしまう。

好きな分野や得意な分野に
目先の見返りを求めず、コツコツと種をまいておくことで
もしかすると、こういった予期できない外的要因やブームに引き上げられることが未来的にあるかもしれません。

意図的にそこを狙いに行くのではありませんが、
外因的な他力を最後の一押しとして生かすためには
誰かに頼まれずとも土台を固めておくのは必須の条件です。

「どうせ誰も見ていない」
をモチベーションにする

逆に、実名のFacebookや、リアルの知人と多くつながっているSNSでありがちなのが
大勢の人や大切な知人に見られていると
読者の顔色や自分がどう見られるかを気にしすぎて、
書きたいことが書けない…ということってありませんか?

人目を気にすると
きれいなことしか書けなくなる

誰も見てくれていないと虚しいし、
かと言って、たくさんの人に見られているとわかると
それはそれで、書くのを躊躇してしまう気持ちも生まれます。
難しいですよね。

ですが、きれいな文章ってつまんないし、
なにもあなたじゃなくてもそこらじゅうで誰でも書いています。

人が本当に求めているのは
薄汚い本音と泥臭い体験

ということは、誰からもリアクションがない、
アクセスがからきしない、という状態は
「どうせ誰も見ていないし」と開き直って
ぶっちゃけたことを書くには最適なタイミングともいえます。

もちろん、誰かの気分を害するようなことや悪口は論外ですし
言い回しには配慮が必要ですが、
書く練習、自己開示の練習、くらい割り切って
思いのたけを書きやすい時期でもあるのです。

ぶっちゃけた内容ほど人に刺さる

そして、皮肉なことに(?)
「どうせ誰も見ていないから」とやけくそで書いた文章ほど、読まれます。笑

わたしもやけくそで書いた病み投稿が
根強いアクセスがあるようで、ちょっと苦笑しています。

いい加減、アルバイトの掛け持ちをやめて就職しようと腹を決めた午前3時の闇。

(しかも結局就職してないし。)

ネガティブな部分は
最初に自己開示しておくとラク

最初から見栄を張って「きれいな自分」だけを見せておくと
きれいすぎる虚像を期待されるようになり、後から苦しくなります。

特に、人気や知名度が出てから
失言やスキャンダルなどでイメージにヒビが入ると
ダメージは計り知れません。

下手をすると、収益に影響したり
あなたと利害関係のある取引先にまで影響が及ぶことも少なくありません。

最初に開示しておくか、後からバレるか。
与えるイメージは雲泥の差

ですが、最初から自己開示しておくと
最初から「この人はこういう人だ」と認知してもらえて
良い意味で期待値が下がります。

あらかじめ等身大のイメージを発信しておくことで、自分もラクになりますし
より本音に共感してくれて価値観の近いお客さんや読者さんが集まってくれやすくなります

なにもみんな毒舌キャラや自虐キャラになる必要はありませんが
かと言って、全員で正義感たっぷりの先生になる必要もないと思うのです。

反応が少なくても
めげずに発信を続けるための工夫

ここまで、
「ブログや発信を見てもらえない」
「世間から無視されているようで辛い」と悩んでいる方向けに

  • 反応がない=誰も見ていないとは限らない
  • 言葉は残るので
    タイムラグを経て拾ってもらえるかもしれない
  • 「誰も見ていない」と思えると
    思い切って書けることもある

という内容を書いてきました。

とはいえ、せっかく書くのであれば
やはり人に見てほしいし、手応えがほしいですよね…!!

ということで、後半は
いかに見てもらいやすくするか、
モチベーションを削がずに発信を地道に続けるか、
という解決策を提案します。

フィードバックを残す

リアクションがない=アクセスがないわけではないと前述しましたが
やはり、何も反応がないまま書き続けるのはつらいです。

画面の向こうに読んでくれている人がいるかもしれないとはいえ
何の反応もないと、無視されたような悲しさすら感じてしまいますよね。
「自分なんて役に立たない」「誰にも必要とされていない」といった無力感を感じたり
メンタルが削られてきて、発信にもネガティブな影響を及ぼしかねません。

いいねボタンを設ける

ですので、読みっぱなし・読まれっぱなしではなく、
読んでくれた方の心が動いたその一瞬を、
フィードバックとしてどこかに残しておける仕組みがあるといいですよね。

とはいえ、いきなり課金や登録となると、参加のハードルはも上がりますので
少しでも気軽に共感の輪を広げるのに、いいねボタンはおすすめです。

会員登録、ログイン不要で誰でも押せる「いいね!」ボタンのプラグイン「WP-PostRatings」が便利だった

「読んでもらえた」という手応えを手軽に感じやすいですし、
読者さんにも、参加している感を持ってもらいやすいです。

WordPressを使っている方は、↑もよろしければどうぞ。
勇気のある方は「よくないね」ボタンも併せて設置することもできます。

プラットフォームを使う

まだ発信を始めたばかりだったり
読者さんが定着したばかりであれば「独自ドメイン」に固執せず
ブログサービスやプラットフォームを利用することをおすすめします。

「ブログを始めたいのですが、どのブログサービスがおすすめですか?」の経験者・WEBデザイナー的結論は、「無料ブログです」。

1から自作するより金銭的・技術的コストもかからないし
ブログを書くため、つぶやくために大手会社の一流のプロ集団が工夫を凝らした「書くことに特化したシステム」だけあり
ブログ投稿画面も直感的で見やすかったり、使いやすいです。
先ほど書いた「いいねボタン」も、ほとんどのサービスには最初からついています。

アウトプットが早くなる

いちいちHTMLを整形しなくとも
友達とチャットするような感覚で投稿ができてしまいますので
アイデアや思考を可視化するスピードが格段に速くなります

走るのに慣れていない人が、足に負担の少ない靴を選ぶのが大事なように
ブログを書く人も、「ブログを書きやすい環境」を選ぶ必要性は
あまり言及されることが多くなく見過ごされがちですが、かなり大事なことだと思います。
(特にビジュアルでモチベーションが左右される方にはおすすめ)

見てもらえるしくみが整っている

また、上記のリンク先にも書きましたが
ブログサービスなどのプラットフォームはコミュニティとしての一面も持ち、
「みんなに見てもらう」仕組みづくりにも力を入れていて
SEO対策ももちろん大切ですが、数か月かけてジワジワ育てるSEOより、直接的で即効性があります。

WordPressで投稿しても、
自ら働きかけなければ、向こうからは見に来てもらえませんが
ブログサービスは、他のユーザーさんから「寄り道」してもらえる可能性があります。

体裁にこだわっている間に
先を越される

無料ブログのドメインやらデザインが気になる方もいるかもしれませんが
外面にあれこれこだわって「書く」段階に辿り着けないでいるうちに、
ライバルはあなたよりもサクサクと先の段階に行っていると思うと、
力をかけるのはそこではないのはわかるはず。

ブログが育ってからWordpressに移行しても良いし、
別に、ブログを残すか移転するか、どちらかに絞らずとも
元使っていた無料サービスを「お知らせ配信」代わりにしてダブル使いしてもいい。

むしろ、それは現在では主流の運用方法になりつつあります。

デザインはカスタマイズできる

ちなみに、いかにも無料ブログくさいデザインは、カスタマイズできます。

見た目を変えるだけで、一見ホームページのようになりますし
見やすさや、古い記事の回遊率もアップするのでおすすめ。

わたしはブログをホームページのような見た目にカスタマイズする
ブログカスタマイズサービスもお請けしておりますので、
ちらっと宣伝しておきまね(^^)/

詳しいカスタマイズ内容は
上のバナー↑からご覧いただけます◎

書くことの不安は
書くことで上書きする

「読まれていないかも」「反応がない」と
見返りを求めて不安になる気持ちって、キリがないのですよね。

不安になる気持ちを上書きするには結局、
不安になることを忘れるくらい行動してしまう
というのが手っ取り早い解決策です。

行動で不安をかき消してしまうということですね。

また、書いた記事が即日拡散されるわけではないなど、
これまで書いたような内容を知っておくだけでも
世間から無視されたような虚しさは、
いくらか和らぐのではないかと思います。

まとめ:
その努力は無駄になるかもしれない。
それでもやりたいか?

ここまで書いておいてなんですが、
「コツコツ続ければ必ず努力は報われる」
と言いたいかというと、残念ながらそうも言えません。

もし、「いつか報われる」と思って膨大な手間暇をかけても
一向に反応がないかもしれない。
期待していたような日の目を見ず、無駄になってしまうかもしれない。

わたし自身も、企画が空振りしたこともあったし
一生懸命書いた記事が、無駄なゴミページになってしまったことが何度もあります。

結局、熱意があることしか続かない

だからこそあなたに問いたいのは
「それでもやりたいことか」ということ。

見返りがあるかないかわからないのにコツコツ続けるなんて、
遠足のように、ただただその過程を楽しめるほど大好きなことや
「絶対に何とかしたい」という強烈な使命感や課題意識に燃えていないと
きっとどこかでイヤになってしまう

それが、俗にいわれる
「好きなことで起業しよう」の真意であって、
言い換えると、それほど好きじゃないと続けるのは相当キツイよ、
ということでもあるのかなと思います。

頭で考えるより
行動に委ねてみよう

ま、でも最初は肩の力を抜いて
フラッと書いてみてはいかがでしょうか。

頭で考えるより
「気が付いたら書き続けてしまっていた」のほうが
正直な答えが出るかもしれませんからね!

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