公開日: 2022/09/21  最終更新日: 2023/02/20

こんにちは、モンドです。

上京して半年。
ようやく東京の生活にちょっと慣れてきて
どこに何があるのか、なんとなくですがわかってきました。

何でも揃っているはずなのに、お店をうまく探せず
ほぼ通販で済ませていたという。

住んでみないとわからないこともある

わたしは昨年まで北海道の地方都市に住んでいて
セミナーや会いたい人など、用事があると
それまでも比較的サクッと東京に飛んでいました。

なので、東京はある程度慣れていたつもりでしたが
やはり住んでみないとわからないこともあるし
何より、都内に住んでいる人とコミュニケーションを取るのであれば
住んでしまうに越したことはないのかもな、と
実際住んでみて思ったりしています。

住んでみてわかった
東京のリアル

今回は、仕事の選択肢を広げるために
地方都市では限界を感じて上京しましたが

上京しました東京に一極集中する理由が少しだけわかった気がした

東京に住むこと自体には、
あまりいいイメージは持っていませんでした。

東京には住みたくなかった

東京は優秀な人や情報が集まっていて
魅力的な街ではあるのでしょうが
住みたくはなかったのですよね。

というのも、

  • 水や空気が汚い
    (健康と美容のため、食べ物の質にはこだわりたい派)
  • 人が多すぎ
  • 何もかも狭くて落ち着かない
    (飲食店の席の感覚とか)
  • 家賃高すぎて異常
  • 人が冷たい、勧誘や詐欺が多いイメージ

と、そこまでして東京に住む意義を感じなかったので
北海道に住んだまま、たまに東京に出張するスタイルでいけないか、
いざ転職して引っ越す時も、家を借りずにホテルステイできないかと思っていました。
(結局賃貸住宅に住んでいますが)

飛行機通勤も不可能じゃないんだけど

実際、東京で通勤生活をして確信しましたが
羽田⇔千歳便は30分に1本くらいたくさんあるし
東京郊外から1時間かけて満員電車を乗り継いで都心に出るくらいなら
1時間半飛行機に乗ったほうが、心身ともにラクなんですよ。

機内や空港ではWi-fiも使えて膝の上でPC作業できるし
座れるから体力の消耗ももみくちゃにされるストレスもない。
飛行機代と電車代は、たしかに値段が違うように感じますが
月に1回、平日に2~3泊するくらいであれば
実は東京に家を借りるより安く済みます。
(地方のほうが物価も安いし)

と言ったところで
北海道に来たことのない人たちには
なかなか理解してもらえないのですけれどね…

東京の人は冷たい?
イメージとリアルの違い

と、通勤の話は置いておいて。

狭い・汚い・高いイメージはそのままでしたが笑
「東京の人は冷たい」かというと、
わたしはそうは感じていません。

むしろ、そういう先入観があるからか
東京の人、めちゃめちゃ良い人じゃん!!
と感じることの方が圧倒的に多いのですよね。

良い人が多かった

引越しでお世話になった配送屋さんたちも、良い人たちだったし
冷たいどころか、なんならちょっとした雑談もしれくれる。

幸先いいなと感じていましたが
その後関わった人たちも、親切な人が多いんですよね。

しかも、雑談をしたとしても
不快に感じるほど根掘り葉掘り詮索してきたり
マウンティングしてきたりするような人はほとんどおらず
うざくない。笑

不特定多数には確かに冷たい

たしかに、飲食店やレジの店員さんの接客が冷たかったり雑なのは、よく感じます。

が、レジやオーダー取りだけやってくれれば
本来、それでいいんですよね。
それが彼らの与えられたお仕事ですから。

与えられたことを全うしてくれていれば
それで充分

地方では、いらない優しさの押し売りというか、
レジの店員さんがアイコンタクトのつもりで無理やり目を合わせようとしてきたり
(たかがレジのやり取りにそこまで求めてない)
年配の方の雑談に応えたら「子供はまだなの」とか始まったり
なんというか、不快な場面もけっこう多かったので
人との距離感を適切にわきまえてくれている人が多いなと感じるのです。

余計なホスピタリティとか、笑顔とか求めるほうが
逆に図々しいってもんです。

サービス過剰になりすぎて、それが普通になり
求める基準が高くなりすぎているほうが問題かもしれませんね。

というか、レジの店員さんも「ありがとう」と言ったら
普通に、いや、地方以上に嬉しそうにしてくれることも多いです。
なので、店員さんが冷たいのではなく
色んなお客さんと接して疲れているだけというのもあるのでしょう。
(接客業長かったから同情したい)

接客に限らず、都会だと
他人をモノのように扱う人は多いですからねぇ。

頑張る人に優しい

あくまでわたしが属したコミュニティに限りますが
東京で色んな人と関わっていて感じたのは
足を引っ張る人が少ないということ。

頑張れば相応にふさわしい場所に迎え入れてくれるというか、
地方よりも評価されやすいように感じています。

完璧じゃなくても
やろうとしていることを評価される

これはわたしだけじゃなくて、
至る所に手作り感満載のあか抜けないお店があったり
サークルや部活の延長みたいな芸術や文化活動が市民権を得ていたり
なんかこう、「不完全でも許される」雰囲気を感じていて
「何かをやろうとしている人」に対しての温かさを感じます。

意外とこういう面では、田舎のほうが
大企業や大きなものに独裁国家的に支配されているのかなぁと思ったり。

イレギュラーを受け入れてもらいやすい

あと、話が早い。

わたしのような、複業をしていることや
途中でメンタルがやられて挫折した体験など
話すと「そういう人もいるよね」と一発で理解してくれることが多く
拍子抜けしました。

純粋な「東京人」は少ない

それから、自分が上京すると
まわりの人は全て「東京の人」に見えますが
実際に東京出身でそのまま東京で働いている、純粋な江戸っ子は少なくて
地方出身者のほうが多かったりするものです。

だけど、そういう人だからこそ
地方から出てきた人の気持ちを理解していたり
地方のよさ、東京のよさ両方を知っていて
器の広い人や根が温かい人が多いように感じます。

むしろ、地方から出てきている単身者は
孤独に戦っている人やホームシックを経験した人も多いですので
適切な距離をわきまえつつ、親切な人が多い気がしています。ほんと。

出身地の話だけで一つの話題ができる

あとは普通に、お互いの出身地の話をしているだけで異文化交流できて楽しい。
お互いの出身地の話を、「どこ中?」みたいなノリで挨拶代わりによく交わすのも
色んなバックグラウンドの人がいる東京ならではだなぁと感じました。

視野が狭い人もたまにいる

中には、自分色に干渉しようとしたり
決めつけの説教っぽいことを言ってくる人もいましたが
そういう人の多くは地方から上京してきたばかりだったり、
東京とか地方以前に、モラルの低い人や考えの幼い人。

いやあの、地方から出てきたことを蔑むつもりではないですが
それまで自分が暮らしていた常識や価値観をアップデートできない老害や
逆に、自分が生まれ育った世界が全てだと思っている成熟していないお子ちゃまがいるのも事実で
まぁそういう人は東京だろうと地方だろうと一定数はいますよね。

染まらない強さも必要ですが、それは怠慢でしかないと思うので
そういう人に対しては蔑みの目線はあるかもです。

そう書くからからには、わたしもそうならないよう戒める限りですが。

誰にでも優しくすべき?
求める基準が高すぎないか

そもそも、「都会の人は冷たい」という人たちは、何を求めているのか。
逆に、冷たいという人達のほうが
優しさを過剰に期待しすぎなんじゃない?という問題もあります。

そもそも見知らぬ人すべてに優しくする必要があるのか?っていうね。

見知らぬ人に優しくするのは
リスクもある

田舎のような「人類みな友達」みたいな親切さを
周りにいる99%は他人の都会に求めるのは、それは無理です。

母数が多い分、変な人や常識のない失礼な人もいますし
優しくしたら「うっとおしい!」と怒り出す人かもしれない。
宗教やセールスに勧誘しようとする人もいるでしょう。

すれ違った人がもしかすると「そういう人」かもしれない可能性を考えると
優しくすることがリスクだったりもするのです。

地方からの上京者が多い駅のカフェで読書していたとき
田舎から来たっぽいおばさんが隣の席に座って
話しかけたそうにチラチラこちらを見てきましたが
(賑やかなパブとかならわかるのですけれどね)
そういう交流は求めていないので無視して読書していたら
気まずそうに別の席に移っていったという出来事がありましたw

「知らない人」とまで仲良しになる義務はありません。
隣の人は皆他人の街で、全ての人と友達になって優しくしていたらキリがないですからね。

放っておくのも優しさ

また、知らない人には干渉しない
というのも一つの優しさなのかな、と思います。

都会にいると、思わず意見してしまいたくなるような
変な格好をしている人や変わった人もいます。

が、本人が好きでしていることですから
他人があれこれ言う資格はないし
むしろ、そういう人たちに紛れ込めるので
自分もまわりの目を気にせず若作り派手な装いをすることに後ろめたさを感じなくなりました。

自分たちの一般常識を押し付けてしまうのではなく
本人の意思を尊重して、やりたいようにさせてあげるというのは
見放すというよりは、そのままで居させてあげる一種の優しさとすら感じます。

結論:
東京の人は他人に干渉しない。
けど、身近な人には優しいよ

東京では、いわゆる他人には手を差し伸べない。
だけど、それは一種の介入しない優しさですらある。

人に関わらないのは、あくまで他人だからであって
顔見知りの人同士はむしろ、色んなバックグラウンドを持った人同士尊重し合って
必要以上に干渉はしないけど、必要な時は声を掛け合い
普通に人間味あふれる交流をしている。

というのが、上京してきて感じた「東京の人」の感想でした。

「冷たい」というのは、もしかすると
田舎の「助け合い精神」や優しさを期待して裏切られた人だとか
都会に憧れる人の嫉妬心なのかもしれませんね。

住み心地の悪い東京に住み続ける理由は
人なのかもしれない

地方から上京して、
水も空気も汚くて人口密度の異常な東京にわざわざ住み着く人というのは
結局、そういう適度な距離感が心地いいのかな、と感じました。

おそらく「都会の人は冷たい」という人には理解できないことなのでしょうかね。

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